労作なんでしょうが、現場のエンジニアからするとつまらない本ということになるでしょう。
開発プロジェクトにおける要求管理の重要さが言われる昨今ですので、このジャンルの書籍を多数読みたい、学びたい方は多いと思います。が、この本はおそらく役に立ちません。
本書は、学術研究の成果であって、現場で使えるノウハウの紹介ではないからです。これまでに発刊されている、要求管理を扱った各種書籍で述べられている内容・手法を比較検討する箇所がとても多いのです。本書ならではの、著者ならではの手法・技法の紹介はかなり少ないです。
雑誌やWebサイトで紹介される、個別具体的な手法の紹介に比べて、一般化・抽象化・体系化が行われているということは(人によっては)長所なのでしょうが、現場のエンジニアにとっては「もったいぶっている」「具体性に欠ける」だけにしか見えないと思います。
お金と暇が余っている、理論志向の方にのみおすすめします。