非常に長い作品ですが、一気に読んでしまいました。
それだけこの作品が、「読ませる作品」になっていることだと思います。
その大きな要因は、破天荒と思えるような大きな展開でありながら、その奥に「信頼」と言う人間にとって非常に大切なものが流れているからでしょう。
いろんな人の立場から書かれており、変化に富んだ見方が提示されていますし、時も過去に幾度も遡ります。
しかし、そこには友達通しの信頼感が存在します。
元の関係には戻れないものの、互いを思う気持ちは変わらないと言うことでしょうか。
「ゴールデンスランバー」と言うビートルズのナンバーに託された思いは、そうした「変わらぬ信頼関係」だったように思います。
エンターテイメントとして、非常に楽しい一冊でした。