2004年の真夏の暑い日、なんとなくお付き合いの域で、
友人と一緒に出かけたお台場の催しモノで、
デビュー曲の「少女人形」を聞いた。
なんか、それが異様に懐かしくて、
しばらくして、このCDを見つけて買ったのだが、
当時もあの夏も、さほど変わらない歌唱力を携えて、
舞台に上がってきたというあたりの、
「変わらないこと」という、
すばらしい部分を堪能できるCDである。
それは、大場久美子のように、
声を楽器の一部にしてしまうような向きや質感もなく、
北原佐和子のように、どの角度から見ても歌に強引さを感じるわけでもなく、
菊池桃子のように、できあがった世界を踏襲するわけでもない、
純粋無垢なボーカルが、所狭しと並んでいる感じである。
でも、伊藤つかさの歌って、いま聴くとメロディーが、
すばらしい・・・っていうか、フレーズのひとつひとつに、
ていねいさを感じる部分があって、好感が持てる。
少女人形にしても、夕暮れ物語にしても、
必ず、聴かせどころがあって、聴いた結果を、
自分の気持ちの中に残せる部分が、すごいと思う。
それは、歌の作られた世界だけではなく、
本人の、キャラクターにも大きく作用される部分もあると思うのだが。
そういえば、先に書いたお台場の催しのときに、
伊藤つかさが投げたサインボールが、ウチにある。
あれ・・・誰か、欲しい人、いるかなぁ〜。