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ゴーマニズム宣言SPECIAL 脱原発論
 
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ゴーマニズム宣言SPECIAL 脱原発論 [単行本]

小林 よしのり
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (77件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,785 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

ゴーマニズム宣言SPECIAL脱原発論

3・11以降、「原発」を巡る議論が日本を二分しています。

保守言論人の多くは、福島第一原発の事故後も「原発推進派」ですが、著者は国土や国民の命を「保守」するために「脱原発派」として論陣を張ります。
保守でありながら、即時全原発廃炉を主張する著者が、政府や東電の嘘、「自称保守」言論人の欺瞞を暴きます。

推進派がたびたび唱える
「原発を再稼働しなくては電力不足に陥る」
「原発を保有することは、核兵器保有に準ずる抑止力となる」
「低線量の放射線ならば問題ない」
等々は、さまざまな嘘や欺瞞に満ちています。

データの意図的な改竄や、保守言論人の勉強不足などが背景にありますが、これらをゴーマニストである著者が徹底的に論破します。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小林/よしのり
昭和28年福岡生まれ。昭和51年、大学在学中に描いたデビュー作『東大一直線』が大ヒット。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などギャグ漫画に新風を巻き起こす。平成4年、『SPA!』(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』(幻冬舎文庫(1)~(9))を連載開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 365ページ
  • 出版社: 小学館 (2012/8/22)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4093897433
  • ISBN-13: 978-4093897433
  • 発売日: 2012/8/22
  • 商品パッケージの寸法: 20.8 x 15 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (77件のカスタマーレビュー)
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556 人中、359人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 よしりん、老いたり 2012/9/3
 『ゴー宣』初期からのファンです。
 部落差別に始まり、PKO、天皇制、自主規制、オウム、薬害エイズ、従軍慰安婦、戦争論……。
 破邪顕正の筆を縦横無尽に振るい続けるよしりん先生に喝采し、ずっと応援を続けて来ました。
 私の青年時代は『ゴー宣』と共にあった、といってもあながち過言ではないでしょう。

 しかし今回は……。今回の『脱原発論』は……。
 ちょっと酷すぎます。
 嗚呼、よしりんも遂に、暗黒面に堕ちてしまったか……。
 これが正直な感想です。

 「放射能は怖い」→「怖い放射能を生み出す原発は危険」→「危険な原発を擁護する奴は悪!」
という抜き難い先入観がまずありきで、これに合致する・都合が良い、論者・論説はほぼ無批判に是とする一方で、合致しない・都合が悪い論者は全て悪であり、その論説は否であると、ハナから決め付けてかかっている。

 其れは恰も、嘗て従軍慰安婦問題でよしりんが戦った、あの気色悪い左翼マスコミ・学者・運動家の思考原理そのものです。
 あの連中も、「売春は悪」→「だから慰安婦制度は悪」→「だから慰安婦に関与した旧日本軍は悪!」と最初から決め付け、証言・資料を徹底的に曲解・誤読あるいは無視し、出鱈目な論を振り回して、我らが父祖の名誉を貶めることに汲々としていました。

 何たる皮肉か。
 今回あなたがやったことは、朝日新聞やら吉見やら西野やらと同じだよ、よしりん!?

 そんな筈はない! ……と思われますか?

 それでは具体的に、本書のおかしな箇所をいくつか列挙してみましょう。

・地球温暖化は化石燃料消費による二酸化炭素濃度増加のためではない。

→温室効果ガスだけが地球温暖化の原因ではないというのは確かであり、千年単位の傾向からみると現在が温暖化の時期である、というのも間違っていません。
 しかし、たとえ太陽活動の上下や太陽・地球間の距離変動といった因子を計算に入れても、20世紀後半以降の急激な気温上昇は、人間活動による温室効果ガスの増大抜きには説明がつかない、とされているのです。(『地球温暖化懐疑論批判』で検索してみてください。)
 国際的に広く認められた学説を、赤祖父氏一人の論を持ち出して否定しようとするのは、いかにも御都合主義の批判を免れえません。(「京都議定書なんぞクソくらえ! 今現在の国民の安全が優先じゃわい!」というのなら、まだ共感できたのですが……。)
 だいたい石炭にしろ石油にしろ、植物が何万年、何億年もかかって光合成で溜め込んだ有機物を、人間がたったの数世紀で燃やし尽くそうとしているのです。
 そりゃ、気候も変動するだろう……と考えるのが常識ではありませんか?

・ウランも100%輸入品であり、エネルギー安全保障の役には立たない。

→単に「国産か否か」だけではなく、エネルギー効率と地政学的条件も考慮に入れないと、フェアな論議とはいえないでしょう。
 化石燃料とウランの、一原子辺りのエネルギー量比率は、1:500万です。(『放射線と理性』)
 別の言い方をすると、15万トン積みのマンモスタンカーが運ぶ石油と、2トン積みトラックが運ぶウランが、エネルギーとしてほぼ等しいことになります。
 嘗ての大日本帝国が、タンカー護衛にどれだけ苦労したか、思い出してみてください。
 そしてウランは、中東に偏在している石油とは違い、オーストラリアやカナダなど、比較的政情が安定した地域に遍在しています。
 これが燃料地政学的に大きな意味を持つことは、言うまでもないと思います。
  
・原発停止のせいで燃料輸入量が増大したというのは、原発擁護論者のウソ。

→おいおい……確かにマスコミの記事はいい加減だけど、よしりんも大間違いだよ? ちゃんと一次ソースを確認しようよ。
 というわけで、電気事業連合会HPの「発受電速報」を見てみましょう。
 発電用石炭の消費は確かに横ばいですが、2010年度→2011年度にかけて、重油・軽油・LNGの消費量は正に激増していることがわかります。特に前二者はほぼ倍増です。
 金額ベースで見ると、2001年〜2010年の発電用燃料費は概ね3兆円/年で推移していましたが、2011年度はそれが6兆円弱になっています。(電力会社10社の合計値)
 差額の3兆円のうち、控えめに半分が値上げ分で、残る1.5兆円が純粋な消費増のためとしましょうか。
 それですら大ざっぱに言って、消費税を1%弱上げたに等しい額の国富が、原発停止のための燃料代として消えている計算になります。
 これが一年や二年なら兎も角、原発を再稼働させない限り、半永久的に続くのですよ? 
 中長期的に見ると、日本経済にボディーブローのように効いてくるのは避けられないのでは。
 やっぱりこれも、常識で考えようよ。原発停止を老朽化した火力のフル稼働でカバーしてたのに、燃料消費量が変わらない、なんてことがあるかい。原発容認派のいうことはぜんぶウソだと頭から決めてかかっているから、こんな間違いをしちゃうんじゃないの?

・年間被曝線量20msvまでを許容した文部省と、それを支持する櫻井よしこらは、極悪非道の犯罪人である。

→中川准教授の本は読みましたか? ああそうですか、原発容認派の書いた本なんざ嘘っぱちだと。
 でもね、チェルノブイリに関するロシア政府の報告書が載ってますよ? せめてそこだけでも目を通してみたら如何ですか?
 年間線量1msv以上の地域の住民を強制的・半強制的に移住させたチェルノブイリでの対応は、大袈裟であり逆効果だったと、当のロシア政府が公式に認めているのです。
 一般市民の原発事故そのものに由来する発癌は皆無であった(甲状腺癌にかかった6000人を除いて)のに、移住による生活環境の変化、ストレスの増大が病気(例えばノイローゼとかアル中とか)を増大させ、平均寿命を大幅に縮めてしまったのだ、と。
 広島・長崎・チェルノブイリの被爆者データからわかっていることは、掻い摘んで言えば、
 1.被曝線量が100msv未満なら、発癌リスクはほぼゼロである。
 2.放射性セシウムによる内部被爆では発癌しない。怖いのは放射性ヨウ素のみである。
 という2点なのです。
 他の箇所でも櫻井さんらを極悪人扱いしていますが、年間20msvまで大丈夫、というのはむしろ、チェルノブイリの教訓を生かして決定された数字なのです。
 1msvでも住んじゃいかん、なんてよしりんの主張こそが非人道的であり、ナンセンスです。

・(第五福竜丸事件について)高田純はアメリカの代弁者であり、言い分はバカバカしく、信用ならない。

→高田教授の解説を読むと、よしりんの方が「バカバカしい」反原発団体の「言い分の丸写し」……だと思えます。残念ながら。
 『核と刀』によると、第五福竜丸の乗員たちは放射線障害こそ発症していたものの線量は致死レベルではなく、一般的な医療対応さえ行えばよかったそうです。現に、ロンゲラップ環礁で被爆した島民たちは米軍の手当を受け、急性死亡者は一人もいなかったと。
 高田教授は、大学の研究室に籠って反原発論をぶち上げているだけの学者センセイとは違い、世界中の被爆地を自ら廻って現地調査を行っている、極めて良心的な専門家です。それをこんな云われなき誹謗中傷をして、よしりんは、名誉棄損で訴えられても文句は言えないレベルでしょう。

・原発にすぐ代替できるエネルギーとして、国内炭鉱の増産や開発を推進すべき。

→もうね、笑っちゃいますね。
 坑内(トンネル)堀りが殆どの国内炭が、豪州産の露天掘り炭に、コストで太刀打ちできるわけねーじゃん!
 何千メートルも地下トンネルを掘り進んで採鉱するのと、地表から巨大な重機で好きなだけ採れるのじゃ、競争にもならんよ!
 しかもコストだけの問題じゃありませんよ。戦後に限ってすら、落盤や火災などの炭鉱事故で亡くなった人は、1000人を軽く越えるんです。
 原発を止めるためなら、炭坑夫の人命を犠牲にしてもいいんですか?
 エネルギーの全面禁輸を食らうような非常時とか、無人掘削のロボット技術が開発されたりしたら、ひょっとして国内炭にもまた出番が来るかもしれない。
 しかし少なくとも、原発に「すぐ代替」なんて無理! 無理! ぜーったいに、無理!
 余談ですが、今の茨城県北部から福島県南部浜通り一帯は、「常磐炭田」として、1970年代まで採掘されていました。
 ここが閉鉱になったため、多くのヤマ男たちがいわき市から相双地区へと向かい、作業員として原発建設に従事したのですね。

・原発事故直後に逃げ回っておきながら、産経に洗脳されて原発再稼働を主張する不肖・宮嶋はけしからん。

→繰り返しますが、原発事故時の放射性飛散物で危険性が間違いなく立証されているのは、放射性ヨウ素だけなのです。
 そしてヨウ素131の半減期は、8日と短い。(というか、強烈な放射線を出すが故にすぐ消滅してしまう、ということですが。)だから初動こそが大事であり、ヨウ素がほぼ消滅するまでの2ヶ月間程度は、事故原発から出来るだけ遠ざかるのがセオリーなのです。
(兵頭二十八氏によると、即時避難が必要な範囲は半径80キロ圏内であり、その意味では今回の政府の初動は失敗だと。)
 よって、原発事故直後に逃げるのは極く当然であり、逆にヨウ素が消えたら危険性はほぼ無くなるのも当たり前なのです。洗脳もへったくれもないと思います。
 「おのれが信じたものこそ正義、それを他人にも押しつける。それを理解できないものはナンセンス。他人の意見など聞く耳もたず、リーダーの言うことを妄信する」
 これって正に、今のよしりん先生とよしりん企画のメンバー、そのものなんじゃないですかね? 流石は不肖・宮嶋。言い得て妙です。

 ……とまあ、ざっと目に付くヘンな箇所はこんなところでしょうか。

 繰り返しますが、原発反対論者の説は妄信する一方で、原発擁護論者の説には全く耳を傾けていない。(巻末の参考文献一覧に端的に表れています。)
 よしりんともあろう者が、「放射能は怖い!」で完全に思考停止してしまったようです。
 その為に、私のような文系人間にとってもツッコミどころ満載の、脇が甘すぎる本になってしまったのでしょう。専門家が見たら、本当に失笑ものではないでしょうか?

 しかし、失笑では済みません。
 何しろ、作者はあの、小林よしのりなのです。
 いったい世の中でどれだけの人間が、この本を信奉してしまうのだろう……と、暗澹たる気分にさせられます。

 私の書いたことが嘘っぱちだと思う方。
 どうか以下のような本を読んで、原発容認派の専門家の意見も聞いて下さい。
 そして、よしりんとどちらが正しいか、自分の頭で考えてみてください。

 ・中川恵一『放射線医が語る被ばくと発がんの真実』
 ・ウェード・アリソン『放射能と理性』
 ・高田純『世界の放射線被曝地調査』『核と刀』『福島 嘘と真実』
 ・兵頭二十八『極東日本のサバイバル武略』

 最後に。

 何でもかんでも「英霊」を持ち出せばいいってものではない。
 こんなデタラメ本のダシに使われて、靖国の英霊たちはさぞかし憤怒していることでしょう。

<平成24年10月4日追記>
1.高田教授による『脱原発論』への反論が、『撃論』第七号(オークラ出版)に掲載されています。
「……漫画家小林、ふざけたことをぬかすな! こちらは身体を張って、命を懸けて、核ハザード調査をしているのだ!」……とのことです。
 先に後ろから斬りかかったよしりんには、当然、再反論をする義務があります。ツイッターやニコ生などではなく、きちんと紙面上でね。もし出来ないのならよしりん本人が、むかし自らの批判した、●●無し●●カス野郎への仲間入りを、目出度く果たすだけのことです。
 ……というかよしりん、お願いです。今からでも遅くない、これまでの発言を撤回して謝罪してください。あなたが卑怯者に成り下がる瞬間なんて、私は見たくない……。

2.誠に遺憾ですが。
 今後の我が日本国が直面する(しつつある)エネルギー危機は、「脱原発」「自然エネルギー」なんっつー純粋まっすぐ正義くんの脳内お花畑施策で乗り切れるほど、甘っちょろいモノではないのです。
 その理由を一行で要約してみましょう。
「全世界の原油生産が漸減し、化石燃料の価額が不可逆的かつ天井知らずに暴騰するから」
 以上です。
 もっと詳しく知りたい方は、「2050年」「ピークオイル」で検索してみてください。暗然となれること、請け合いです。もし本当に原発全廃なんて実施したら、我々の老後や子や孫の世代の日本は、一体どうなってしまうのでしょうね。つるかめ、つるかめ。
 あ、でも。よしりんのような団塊以上世代は、原発が無くなっても特に困らないかもしれません。流石に、彼らの寿命が来る前に化石燃料が枯渇することはなさそうですから。子孫からはさぞかし恨まれるでしょうがね〜。「あいつらが石油を節約してくれなかったおかげで、オレ達はこんなに貧乏しなきゃいけないんだ!」つって。まあ、関係ないってか。自分の没後のことなんて。

<平成24年11月11日さらに追記>
『SAPIO』11月9日発売号を拝見しました。まあ、予想通りでしたが……。
 高田教授の反論を受けての謝罪や訂正は無論のこと、再反論の一行すらもありませんでした! 
 論破されまくった謬論を、オウムみたいにただ反復しているだけ。嘘も百回繰り返せば本当になる、とでも思ってるんですかね? どこかの隣国民じゃあるまいし……。全く以て情けない……。
 何だか、十年以上前によしりんがやっつけた、南京事件をホロコーストと同一視しようとした、あの反日ドイツ人記者みたいですね。
「正面から反論する覚悟もない軟弱なウナギみたいなくせして、よく言論人なんかやってるな!!」
 昔は違う。未来もわからない。しかし少なくとも、今現在のよしりんは絶対確実に、●●無しの●●カス野郎に落ちぶれました!! 残念……!!
(関智一さんの声で)「俺はもうあんたをよしりんとは呼ばない!! ……今日からは俺の敵!! 似非ゴーマニスト、小林よしのり!!」
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5つ星のうち 5.0 国民的議論が必要な課題、原発 2013/5/17
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自分もなんとなく原発は必要だと思い
今ある原発は極度に古い物や地震及び災害危険地域以外は残し
耐震や耐災補強工事などをして稼働させるべきという風に思っていました。

そしてどうしても地方が必要だと思い
なおかつ場所に問題が無く、安全性に優れている日本製であるならば
原発は必要と思っても居ました。

しかしこの書を読んで、このように決めつけるのは良くないし行きすぎだし
もう少し国民的議論が必要な難題だなと改めて認識しました。

そもそもこの書は原発は元より、矛盾だらけの今の日本の電力行政に対して
非常に鋭くメスを入れている書で原発関連以外でも充分読みごたえがあります。
東電をはじめとする各地方の電力会社による集権独裁的経営方式、原発ムラの利権構造
それに群がるファミリー大企業体にマスメディアに言論人達

いかに他の発電よりもこの原発という物が様々な日本の上層部から擁護され推進され
中間層や下層の人達が食い物にされているのかがよくわかりました。
しかし原発推進の言論人の中でも櫻井よしこ氏と田久保氏ばかりを引き合いに出すのはどうなんでしょ?
確かに有力な原発推進のシンクタンクのトップだから出されるのは仕方ないにしても
他の委員の人達もよく紹介するべきですし、推進派にはもっと裏に誰かがたくさんいるはずです。
そういった所では櫻井よしこ氏と田久保氏が吊し上げのごとくさらされてとても気の毒でした。

とても分厚く読むのに時間がかかりましたが、内容は非常に厚く充実した著書でした。
「ただちに廃炉」は無理だとしても「段階的に廃炉」にしていき
原発に代わる新たな安全な有力エネルギーの開発に発展、そして他の既存のエネルギーの安全な効率利用によって
日本を新たなエネルギー大国にしていく必要性を改めて感じました。技術大国の日本なら必ず出来るはずです。

原発は身体的、精神的、衛生的に、そして安全保障の面に関しても
まさに国土の狭い災害大国、日本の上に吊るされている「タモクレスの剣」です。
どんなに時間がかかっても構いません。

「いつかは」脱原発を成し遂げる。そして日本を今後さらに発展させ続けるという
国民的議論が必要な課題であるという風に感じさせる一冊でした。
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153 人中、95人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ただちに影響がある一冊 2012/8/25
「反TPP論」に続いて、こちらは「”脱”原発論」。反対する対象を明確に
しているのがこの2冊の特徴といえます。

内容については至極真っ当な事ばかりを描いているので、真っ当な神経を持って
いる人には、当たり前すぎる内容と言えない事もありません。
「危険なものは危険」「科学的に分析すれば危険」ただこれだけの事が通用しない
”近代国家”とは何なのか?著者が問いたいのはそういう事でしょう。

保守のあり方などについて長々と論じすぎている、と思われる方もいらっしゃると
思いますが、そもそも原発推進に至った原因が、真の保守思想の欠落のためであると
本書は説いています。左翼である筈の人々が「国を守れ」と言っている。一方で、保守と呼ばれる
人々が、国を滅亡させかねない原発を喜んで推進する。どっちが保守かわかりません。
「自称保守の正体は進歩主義者であり、近代主義者であり、左翼なのである。(P128より)」

我々一般人がネット上で論じられるようなレベルの事は、本書に全て書かれてあります。
基本的な情報に加えて、長年言論に携わってきた著者ならではの視点が「ゴー宣」らしいところ。
個人的に、今もっとも重要だと思うのは18、21章です。原発労働者の実態と、
廃炉というものがどれほど困難を極めるかがしっかり描かれています。
近代とは、有り体に言えば「表面的な繁栄の陰で誰かに犠牲を強いる文明」と言えるでしょう。
原発はその象徴であると、この2章で嫌と言うほど伝わってきます。

原発推進論者は読んでみろ、などと居丈高には言いません。
どうか虚心になって読んでみてください。今が、何もかもの分水嶺です。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 3.0 このテの本のあるべき姿とは
反原発論者には喜ばれ、容認・推進派にメタクソに叩かれる…こんな内容ではいけない。読み手の姿勢も問われるだろう。自分が何を信じているか、をリセットして臨まなければな... 続きを読む
投稿日: 14日前 投稿者: なぜ私が…
5つ星のうち 5.0 賛否両論ありますが。
筆者の書いたこの脱原発論は安心して読めました。筆者の作品の中では一番冷静であり、初期のスタンスが返ってきたようでうれしく思います。危ないものはやっぱり危ないですよ... 続きを読む
投稿日: 19日前 投稿者: ケーキ屋ジロー
5つ星のうち 1.0 小林よしのりは万能の神???
呆れてものも言えない。近頃の小林よしのりは池上彰化していて、世の中の不安や不信何でもござれだ。長年ゴー宣読者をやってきたが、年々作品の底が浅くなって行くのが見て取... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: マーチ
5つ星のうち 5.0 とても気に入った
原発推進をする無意味さが良く分かる
優しい本です
特にこれからのきな臭い時代には... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: nasubi
5つ星のうち 5.0 原発問題を考えるに当たって非常に価値のある本
 基本的に、原発に関して私が思っていることとほぼ共通することを小林氏はうまく漫画で描いています。氏の表現力はさすがです。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: ゾンゴロロ
5つ星のうち 5.0 よくぞ、そこまで丁寧に調べられました。
さまざまな情報が飛び交う中で、よくそこまで調べられたなというのがまずあります。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: Hanabusa
5つ星のうち 5.0 私の意見と同じです
原発についての問題点を例を挙げて示しています。
チャンと勉強していますよね。
漫画家、「お坊ちゃま」以来、懐かしく読みました。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: フレディのオヤジ
5つ星のうち 2.0 お天道様
考えてみれば、太陽は巨大な原子炉(核融合)です。つまり全ての動植物は太陽の恵み=原子力エネルギーによって生存しています。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: BIG・PIG
5つ星のうち 5.0 原発のウソ
原子力はエネルギーの安全保障上必要だというのは二つの点で間違っている。
'@ [原子力は発電にしか利用できない]... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: 秋山恒夫
5つ星のうち 5.0 よりたくさんの人に読んでもらいたいです
まったく原発について知識がなく、残した方が日本経済のためにいいんじゃないの、将来の核ミサイルへの技術転用も考えるとあった方がいいんじゃないか、と漠然と思っていまし... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: Sturnus
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