『週刊SPA』に1992年1月から翌93年4月まで連載された「ゴーマニズム宣言」48章と
『月刊宝島』に1989年2月から1991年7月まで連載された「おこっちゃまくん ヤング編」、
『月刊コロコロコミック』に1991年10月から連載開始の「おこっちゃまくん こども編」の
三編からなっている。この頃はまだ「おぼっちゃまくん」の連載中で、画風が少年漫画
そのまま。現在の「ゴー宣」のほうが絵はずっとこなれている。「宝島」での連載に注目
した「SPA」が新たな連載を依頼するかたちで「ゴー宣」がはじまったとのこと。現在は
すっかり政治漫画になっているが、この頃は身近な題材を使ったエッセイ漫画といった
体裁である。同時進行でギャグ漫画を描いていた時期のせいか、現在よりもはるかに
おふざけの度合いが強い。一章は見開き2ページだが、第20章「青春の差別」だけは
6ページで、この作品が
『差別論スペシャル』につながるきっかけになる。扱う時代が
バブル期だから、私の世代からは懐かしく思い出されるネタが多い。スケベなネタも
多いので念のため。硬派な「新ゴー宣」と違い、気軽に読める「ゴー宣」も一興である。