「ゴーダ哲学堂」は、個人的にはあの「自虐の詩」をも凌駕する著者の金字塔だと思っています。
私は哲学というものに深く触れたことはありませんが、生きることの意味を問うことが哲学であるとすれば、本作はまさにマンガという表現形態をとった哲学書であると思います。
本レビューのタイトルは、あとがきの中で述べられる「人生に意味はあるか」という問いに対する著者自身の答えなのですが、収録されている全てのエピソードを通し著者の想いがしっかりと伝わってきて、強烈に心を揺さぶられます。星10個でも足りない傑作です。
本書はいままでのエピソードを全て発表順に再編集してあるとのことです。400ページ以上のボリュームで非常に読み応えがありますが、文庫版なので価格はこなれています。既読の方は再読を、未読の方は是非一度手にとられてみてはいかがでしょうか。