本作、これまでと比較すると怖くない方ですが、一番面白かったです。
(比較すると、ですよ。十分、本作は怖いです)
あらすじにある通り、ナルが早々に戦線離脱してしまうため、いつもと異なる展開(調査活動)です。
いつもサラリと謎を解いてくれるナル抜きでの調査活動。
そのため、彼らは非常に悪戦苦闘することになるのですが、それゆえに中身が濃くなる。
そして“古い信仰が残る土地”での話だけあって、純和風の、古の恐怖。
故に、ぼうさんや綾子が大活躍する巻になっています。
本書で取り上げられているような素材(塚や信仰や歴史)は、日本各地に残っています。
私、趣味がてらよく見て回っているのですが、多くの場合は忘れ去られていますが、似たような設定をよく見かける。
そう考えると、ちょっと怖い気がします。私たちは気づいていないだけなのかもしれない。
吉見家のミニ版や少し形を変えただけの話なんて、けっこうあるのかも……。
チラホラとこれまでの謎も解明されてきたりもしますが、まだまだ。
なのに、シリーズは残り1冊。リライト記念に、特別編とかで新作を追加してくれないだろうか?