西部劇物についてレビューしますが
「アウトロー」
タイトルだけだとクリント・イーストウッド
の映画を連想させますが、白戸三平「カムイ外伝」が
ベースにあるらしく、生存技術・戦闘技術が秀でた個体が
独り生き延びていく話。ピンカートン探偵社の男たちが
主人公のアウトローを追跡していますが、1980年頃の
西部劇映画でピンカートンメンが登場したのはウォルタヒル
「ロングライダーズ」が有名で、恐らくその影響があった様です。
(「ロングライダーズ」で一度西部劇が終了し、その後は
特権的にイーストウッドだけが西部劇映画を作り続けていた様な
カンジですが、最近の「3時10分決断の時」でラッセルクロウが
孤高のアウトローを演じています。やはり生存技術・戦闘技術が
突出している点が、最後の場面で特に印象に残りました。テイストと
してはこの荒木作品と同じかも。)
「武装ポーカー」
荒木ヒロヒコのデビュー作。Money, Violence, and Sex の
前者二つだけで物語の核が出来てます。三番目はラストシーンで
オチと併せて仄めかされる程度。しかし、ストーリー上重要なのが
ヴァイオレンスに至る直前まで展開されるポーカーと言う
ギャンブリングゲーム。何しろ命の次に大切なカネがかかっている
のでフェアに行われるとは限らない。後にジョジョ第三部で描かれる
ジョセフ丞太郎対ダービー兄弟のいかさまギャンブル勝負に
通じるものアリ。スタンド能力戦が戦略戦術の点で多岐にわたり
単なるパワインフレに陥る事の無かった理由もココイラ辺に?
他に4編