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ゴーゴーAi アカデミズム闘争4000日
 
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ゴーゴーAi アカデミズム闘争4000日 [単行本(ソフトカバー)]

海堂 尊
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

規格外!分類不能の自伝的ノンフィクションAiの社会的導入を図る海堂尊の前に立ちはばかる官僚と学会の厚い壁。「徹底的なシカト」「卓袱台返し」「怪文書攻撃」など執拗な攻撃に海堂はついに立ち上がる

内容(「BOOK」データベースより)

日本の解剖率は2%台で先進国中ぶっちぎりの最下位。犯罪行為や虐待が見逃される「死因不明社会」解消のためには、CTやMRIで死体の画像診断をすればいい。無名医師だった海堂尊は10年前にAi(死亡時画像診断)の概念を思いつく。「中立、平等、透明、迅速」なAiは、たちまち世に広まるかに思えたが、そこに立ちはだかったのは厚労省官僚と解剖に固執する“解剖至上主義者”たちの厚い壁だった。『チーム・バチスタ』をもしのぐ超興奮、苛立ちと爽快感が入り乱れる、前代未聞の知的ノンフィクション。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 450ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/3/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062167859
  • ISBN-13: 978-4062167857
  • 発売日: 2011/3/1
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By 読書が好き トップ500レビュアー
Ai(死亡時画像病理診断)を世の中に導入するために、ここまでするかと言うくらい、著者は奮闘努力している.言っては悪いが、著者の他の小説よりも、面白い(ごめんなさい、著者の他の本も沢山読んでいるという事で、お許しを).当たり前だが、この本は小説では無くて、実話だから、迫力が違う.著者が発想し、世界で初めて論文に書いたAiという考えを、日本にそして世界にひろげて行く様は、圧巻である.
 著者が、Aiを広めるために、小説家となり、(それも、ベストセラーを連発するような)、そういう小説家となることで、世間を味方にし、マスコミを動かす力を得ようと絵図を描いたなら、著者は天才である.別に絵図を描かなくても、Aiを発想し、ベストセラー作家になるだけでも天才であると思うが..
 詳細は省くが、日本では、いわゆる突然死の2%しか解剖されないのが現状であった.解剖を担当する医師がいないからである.死因不明社会と著者が呼ぶゆえんである.それを変だと思っても、良い解決方法が無かった.
 中には、この本に出てくるリンチを受けて殺された力士のように、虚血性心疾患の誤診の下に、本当の死因が、闇から闇に葬られそうになったのと同様な死亡例も多いと思う.100%の解決法など無いが、2%よりも、ずっとましで、なおかつ遺族の承諾を得やすいAiが普及すれば、社会に公平感が増すであろう.そういう、今よりも、より良いであろう社会を作ろうとすると、如何に大変であるか、この本を読むと解る.多くの人々、マスコミの方々含め、小声、大声で色々と言っても、社会を本当に動かす事は出来ない.著者の様な、真摯で、文字通り命がけの覚悟、努力が無ければ出来ない事がわかる.この本は、希有な事に、表現者(作家)が社会を動かした数少ない例である.それだけでも、読む勝ちがある.著者には怒られるかもしれないが(私は著者の知り合いでも何でも無いが)、著者の本の中で、一番面白く、しかも為になった.T大の先生が出てくるが、それが、全てではないし、それは刺身のつまのような物である.それよりも、社会を少しでも動かそうとすると、これだけの努力、才能、時間がかかるのだという事が良く解る.それが、解るだけでも、良い本である.皆さん読んで下さい、大げさに言えば、人生観が変わります.良い本です.
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デビュー作『チーム・バチスタの栄光』が映画化やドラマ化され、いまや医療ミステリーの第一人者となった海堂尊の半生を描いた自伝。ご本業は小説家ではなく、現役の医師(病理医)。
それにしても、編集者が「けぷ」とメールに書いたように(333ページ)、とんでもないボリュームのドキュメンタリーである。しかも、全編にわたって毒だらけ。エンターテイメントな小説とは裏腹に、毒だらけの内容。医学界とはそういうところなんだ、官僚や警察・検察はやっぱりそうなんだ――と、私のような一般市民の興味をかき立てる。
ヨシタケシンスケさん(海堂さんの小説『医学のたまご』のイラストも担当)の挿絵が絶妙に毒抜きの役割を果たしている。

「Aiの概念が生まれた日は99年11月6日」(15ページ)。「患者遺族を招待し法要を営む慰霊祭の当日」に、うとうとしながら思いついたという。それから10年以上にわたり、医学界や官僚・警察の抵抗を受けながらもAiの普及に努める。
著者曰く「それにしても、しみじみ思う。Aiをして専門家にお願いし、きちんと費用を払いましょう。そんな単純な原則を実行したいだけなのに、なぜこんなに風当たりが強いのだろう。実に不思議なことである」(145ページ)――いや、それは無いでしょ、と突っ込みたくなった。海堂先生は弁が立ち過ぎて、相手の不快感を煽るような剛速球を投げることがありますってば(笑)。
うがった見方をすれば、歴史のある学会でそれなりの立場にあり、厚生労働省の研究会などの委員を歴任したことがあるような方がAiの普及に携わっていれば、それほど苦労はなかったはずである。日本はそういう国なのだと感じる今日この頃――。

私はAiに賛成である。
もし私の親族が「死因不明」の死に方をして、警察に「解剖してよろしいですか?」と問われたら、やはり躊躇すると思う。現実問題として、多くの遺族が私と同じような状況で解剖を避けているのではないだろうか。
そのとき、「まずはAi」という選択肢があれば、私は費用を払ってでもAiをしてもらうだろう。それから「解剖」という段取りなら、たぶん納得できる。
こういうことは、学校や家族の中で、もっと議論した方がいいと思う。医学界や官僚・警察の問題ではないからだ。

老婆心ながら、本書を通読して「けぷ」と感じたら、2ページと440ページを読み返していただきたい。本書で言わんとしていることは、それほど難解ではない。
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By Uranux
海堂尊氏のAi推進の道のりを書いた回顧録です。

筆者の主張は「死体はCTやMRIで撮影して、画像診断料を専門家の放射線科医にチキンと支払って、後で参照できるようにレポートを残しておきましょう」というものです。
それが東大医学部の深山教授というトンデモ医師(この本を読んだ限りの判断)をはじめとする公益より自分の縄張りを大事にする学会上層部、判断の間違いを認めたくない厚生労働省に如何に邪魔されたかが細かく書いてあります。

前半部はAiの着想から賛同者を募って立ち上げて行く話で速いペースで話が進んで読んでいておもしろいのですが、後半部は新聞や学会資料などの引用が増え読みづらくなってしまいます。まずはAiの着想から現在までのAi推進史を一気に読ませて、引用資料については後半部に持ってくる構成にすればよかったと思います。
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