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ゴーゴーバーの経営人類学―バンコク中心部におけるセックスツーリズムに関する微視的研究
 
 

ゴーゴーバーの経営人類学―バンコク中心部におけるセックスツーリズムに関する微視的研究 [単行本]

市野沢 潤平
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

世界的に有名な商業的セックスツーリズムのセッティングであるバンコクのゴーゴーバーを取り上げ、そこを舞台に繰り広げられる当事者たちの関係形成の様相に注目し、経済的な側面についての研究を行う。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

市野沢 潤平
1971年生まれ。成城大学文芸学部文化史学科卒業。民間企業勤務などを経て、アサンプション大学経営学修士(MBA)、チェラロンコーン大学タイ研究修士(MA in Thai Studies)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程に在籍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 301ページ
  • 出版社: めこん (2004/01)
  • ISBN-10: 4839601674
  • ISBN-13: 978-4839601676
  • 発売日: 2004/01
  • 商品の寸法: 21.4 x 14.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 小説よりも面白い事実, 2004/1/20
By カスタマー
レビュー対象商品: ゴーゴーバーの経営人類学―バンコク中心部におけるセックスツーリズムに関する微視的研究 (単行本)
バンコクのゴーゴーバーは、日本人男性の間でも有名な、タイの売春観光の舞台だ。本書は、そのゴーゴーバーの実態を、徹底したリアリズムにおいて描き出している。
特に、ゴーゴーバーで働く女性と、その客の行動が、これでもかというぐらい突っ込んで分析されている。タイの売春については、多くの本が出ている。だが本書は、その目配りの細かさと分析の深さで、他の追随を許さない。ミクロ経済や経営という視点から、高度に理論的なアプローチがされているのも、大きな特色だ。
学術書らしくずいぶん堅く書かれているが、全体としては、極めて面白い読み物になっていると思う。特に、24個の「ケース」はお手軽な短編小説のようだ。それらがよいアクセントになっていて、退屈させない。しかも中にはオチがついているものもあって笑える。
本書は、書店でたまたま見かけて、好奇心から購入したのだが、内容の濃さに驚いた。タイに興味がある人、売春などに興味がある人、両方に絶対お勧めの一冊。
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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 超画期的な描写と分析!, 2004/3/5
レビュー対象商品: ゴーゴーバーの経営人類学―バンコク中心部におけるセックスツーリズムに関する微視的研究 (単行本)
ゴーゴーバーの経営というよりは、そこで働く女性とそのお客たちについての本。むちゃくちゃくわしいので、これを読めばゴーゴーバー博士になれます。ただ、作者はゴーゴーバーそのものがどうというよりも、それを題材に経済や経営人類学の話がしたかったんでしょうね。だからでしょう、すごくアカデミックに論じてあります。でも文章は丁寧で読みやすいし、経済学の引用とかは注に回すとか工夫もしてある。内容は文句なしにおもしろいです。バーガールという仕事は、すごくたくさんの要素を抱えた複雑なものなんだということ。その全貌が、経済行為という観点からうまくまとめられています。お金儲けという点において、女性たちがいかにいろんなことを考えて戦略的に立ち回っているか。でも感情とか恋愛とか、お金以外のことがいかに絡んできてしまうのか。加えて、お客となる男性側の心理と行動についても考察されています。女性のセックスワークに関して、こういう視点からの、しかもこれだけ詳細な分析って、世界中探しても他にはないと思います。分析自体も良いですが、実際の事例がたくさん出てくるのが好き。えー?って感じの話が多いです。日本人男性バカすぎ。私としてはいろんな意味でいい勉強になったし、楽しめました。バーガールたちの女としてのしたたかさと弱さがよくわかるので、むしろ女性の方が興味深く読めるかもです。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 画期的な本, 2004/1/21
レビュー対象商品: ゴーゴーバーの経営人類学―バンコク中心部におけるセックスツーリズムに関する微視的研究 (単行本)
バンコクのゴーゴーバーをとりまく、様々な(欲望も含めた)人間の姿を、2000時間以上に及ぶ綿密なフィールドワークと、経営学・経済学(著者はMBAももっているらしい)・人類学の深い知識に基づき、鋭利に描ききる。ホモ・エコノミクスを越えた、欲望と合理性の複雑な混交としての革新的な人間像を提示する恐るべき本であると同時に、人類学の新たな可能性を拓いた画期的な本だと思う。

著者が「あとがき」で書いているように、この手のテーマを扱うことは、頭ごなしの批判に遭いやすい。最初についている写真なども、ある種のとっつきにくさを与えているかもしれない。しかし、いったん読んでみれば、決して容易く批判できる本ではないことが分かるはずだ。

ケーススタディもかなり興味深い。それだけ読んでも十分楽しめるだろう。しかし評者にとっては、バザール経済論の新たな読み直しや著者の提出するオクシモロニック・ワークなどの概念がとくに興味深かった。

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