Would you like to see this page in English? Click here.

この商品をお持ちですか? マーケットプレイスに出品する
ゴヤ〈1〉スペイン・光と影 (朝日文芸文庫)
  
Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。

Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら

ゴヤ〈1〉スペイン・光と影 (朝日文芸文庫) [文庫]

堀田 善衛
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

出品者からお求めいただけます。


フォーマット

Amazon 価格 新品 中古品
文庫 ¥ 980  
文庫, 1994/08 --  

会員なら、この商品は10%Amazonポイント還元 (ポイントが表示されている場合は、表示ポイント+10%還元)。

キャンペーンおよび追加情報


この商品を買った人はこんな商品も買っています


商品の説明

内容説明

天才画家の人生を通じ、18世紀スペインに誘う
1743年ゴヤ誕生より、スペイン宮廷画家として頂点を極める40歳まで、彼の描いた作品と共に生涯をたどる。堀田善衞の並々ならぬ情熱と、徹底した踏査による長編評伝・第1巻。(解説/高橋源一郎) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

夏は灼熱に喘ぎ、冬は寒風吹きすさぶ不毛の土地に、庶民の子として生まれたフランシスコ・デ・ゴヤ。やがて、スペイン王家の首席宮延画家となり、絵師として栄達の頂点を極めるが…近代絵画の先覚者ゴヤの、苦悩にみちた複雑な82年の生涯をえがく評伝。大仏次郎賞・ロータス賞受賞《全4巻》。

登録情報

  • 文庫: 421ページ
  • 出版社: 朝日新聞 (1994/08)
  • ISBN-10: 4022640464
  • ISBN-13: 978-4022640468
  • 発売日: 1994/08
  • 商品パッケージの寸法: 15.4 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 634,813位 (本のベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告

  • 目次を見る


カスタマーレビュー

星4つ
0
星3つ
0
星2つ
0
星1つ
0
最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ゴヤを通した壮大なスペイン論 2012/11/16
形式:文庫
18世紀のスペインの画家の代表フランシスコ・デ・ゴヤについての評伝で、堀田善衞の長年にわたるゴヤ研究の賜物。全4巻という長編ですが、全く長さを感じさせない大作です。

まず前提として、本作は決して美術評論書ではなく、ゴヤの伝記でもありません。これは堀田から見た、ゴヤの絵画を媒介としたスペイン及びヨーロッパの評論です。もちろんゴヤの波乱に満ちた生涯や数多くの絵画の紹介も十二分に含まれています。しかし、堀田の筆力によってスペインの乾燥した砂っぽい空気やカトリック独特の重々しい雰囲気がリアルに伝わり、いつしか読んでいるこちらもスペインの土を踏み、現地でゴヤの絵画を鑑賞しているような気にさえなっていきます。それは堀田自身が何度もスペインに足を運び、執念とも言える研究を重ねてきたからでしょう。

個人的には絵画「精神病棟の中庭」に関して、フーコーの「監獄の誕生」や「狂気の歴史」を絡めた近代ヨーロッパ史のタブーについての話や、版画作品と戦争論のあたりが非常に興味深い内容でした。

宮廷画家としての華やかな生活から、孤独で狂人まがいの「黒い絵」を描くに至ったのは、単に病で耳が不自由になったからだけではない。我が国から見ると楽天的で華やかな印象のあるスペインの、中世から続く本質的な闇。ゴヤという絵描き一人の焦点から、西ヨーロッパ全土に跨っていくそのパースペクティブは圧巻です。文体も平易で読み物としてもおもしろい、堀田善衞の傑作です。必ず4巻通して読んでください。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ゴヤとスペインから情熱を感受する 2012/2/29
形式:文庫
たまたまこの夏、NHKの「あの人に会いたい」という短い番組で、堀田善衛の肉声を聞く機会があったのですが、1998年に80歳で亡くなったはずですから、本来は高校生のころにあんなにいろんな講演会や座談会や討論会を聞きに回った私が、彼の声を知らないはずがないのですが、まったく記憶にありません。

気になるいま現在生きて活動する作家や思想家には、なるべく会って話を聞いておくこと。遠く離れたところからでもいいけれど、出来れば面と向かって質問なり質疑応答をして、彼や彼女の肉声から発せられた言葉をその内実に取り込んでより鮮明なものにすること。そうすれば、自分の頓珍漢な頭にも、少しは偉大な思慮の万分の一でも沁み通るかもしれない。

そんなことを勝手に思い込むようになったのは、父の高校生のときの友人の話を聞いてからです。

その人は、学業全般は成績も悪く頭のよくない劣等生という感じだったそうですが、何故か、こと数学となると現代数学の最新理論とかも独学で勉強していて、よく授業中などは先生を煙に巻いていたそうです。

ただ、どちらかというと厭世的で父などはいつ自殺するかわからないといって心配していたそうですが、あるとき思い立って、当時まだご存命だった数学者の岡潔に会いにいって話をしようということを提案したそうです。

このままでは落第もしかねなく、一生在野で趣味の数学をこねくり回すには惜しい人物とでも思ったのでしょう。その頃、数学だけではなく仏教にも造詣が深い現代の知性といわれる岡潔に会うことで、何らかの影響を受け身の回りの変化があるかも知れないと考えたのは確かなようです。

驚くことに、なんとその友人は岡潔の専門の多変数解析函数論や彼の考案した不定域イデアルも知っていて、父の策略などそっちのけで、一も二もなく喜んで会いに行ったそうです。

その結果は、見事に当たりました。ほとんどオール1の成績では大学進学もままならないことを知り、一年に満たない猛勉強の末に京大理学部に進学し数学者の道を歩んだそうです。

ほら、書物だけで著者に接しているのと違って、会うと何かが変わってくるでしょう。・・・少し短絡的ですが。

それはともかく、堀田善衛が1977年に書いたこの本は、単にゴヤだけでなく、ゴヤを通してスペインいやヨーロッパ全体を、キリスト教文化の奥底までを透徹した眼で凝視して描いた問題作です。

確かに信じられるのは、塩野七生のややプラグマティックな(本質的なものは違いますが、そういう傾向に喧伝されすぎているきらいがあります)視点と異なる、もっとより根源的な歴史を見据えた成熟した眼差しです。

この本を読み返すことで、私たちは未だ解決できないでいる、人間の関係性それに個人のこころの問題の糸口をつかめるかもしれません。

いやいや、そんなふうな参考書めいた読み方じゃなく、心底ゴヤという画家の、情熱的なドラマティックな人生を垣間見ることに熱中することだけで、喜びを感じる本かもしれません。

それからくれぐれも念のため、うちの妹のように、パッと見てホッタヨシエという名のお料理研究家が出した、「ゴーヤ」に関するお料理ブックと間違わないように、お願いしま〜す。

記述日 : 2010年12月21日 13:45:11
このレビューは参考になりましたか?
カスタマーレビューの検索
この商品のカスタマーレビューだけを検索する

クチコミ

クチコミは、商品やカテゴリー、トピックについて他のお客様と語り合う場です。お買いものに役立つ情報交換ができます。
この商品のクチコミ一覧
内容・タイトル 返答 最新の投稿
まだクチコミはありません

複数のお客様との意見交換を通じて、お買い物にお役立てください。
新しいクチコミを作成する
タイトル:
最初の投稿:
サインインが必要です
 

クチコミを検索
すべてのクチコミを検索
   
関連するクチコミ一覧


リストマニア

リストを作成

関連商品を探す


フィードバック