今まで200冊を超えるラノベを読んできましたが、その中で判断する限り、曲りなりにも賞を獲った作品の続きとは思えないほどつまらない作品。
最後まで読むのが礼儀だと思い読破はしましたが、プロレベルとは程遠い文章力と表現力と構成力と知力のおかげで最後まで読むのは拷問に等しい苦行でした。
一言で言うなら小学生が書いた妄想日記。
内容が面白ければご都合主義な世界観と設定は二の次と思ってる私でも、これ程酷い本は初めて。
面白いキャラクターを作り出すため「だけ」の設定も、その面白いキャラが生き生きと描写されて初めて認められると思いますが、作者の文章力が致命的に欠落しているためにいい加減さとご都合主義だけが浮き上がってしまい、作り出されたキャラクターも何かロボットのようにぎこちない動きで、全く面白くありません。
あとがきにも書いてありますが、ケータイでカチカチ書いた文章のためか全体的にバランスが悪く、散文的で読み辛く知性が感じられません。
読みながら「この作者文章読み直してるのか?」と何度心の中で思ったか知れません。
文を読むことが苦痛だったので細かくは覚えていませんが、「全員でファミレスに入った。4人のボックス席の奥に○○が座り、その右に△△、向かい側の奥に××が座って最後に□□が座った。」という描写があり、この配置に何か意味があるのかと思いきや何も無くストーリーが進行していきます。このように小学生の日記と見紛うばかりのどうでも良い描写に紙面を割いているわりに、逆にキャラ同士の会話がはずみそうな場面では「うっかりメガネビームを飛ばしながらもすったもんだでなんとか片付いた」という表現であっさりスルーしています。
正直、よく編集がこれで通したな、という印象。1巻はそこそこ読めたのに2巻でこのレベルとは、別人が書いたんじゃない?と疑いたくなるほど。
読み終えた後、本を閉じタイトルを見ました。「ゴミ箱から失礼いたします」。
なるほどと私は思い、そっとその本を戻しておいてあげました。ゴミ箱の中に。