まずは、商品説明のストーリー紹介をちょっとだけ補足。
「彼の前に突然彼の過去を知る男が 〜 人間を攻撃しにやってくると警告する。」
⇒ 警告しに来たわけではありません。 この来訪の時点でのシモンは正体不明の奇妙な不法侵入者です。
ヴィジュアル的にもシナリオ的にも低予算でB級な作品ではありますが、演出のカッコよさや天使たちのキャラクター設定の秀逸さ、役者陣の好演がそれらを補って余りあります。
役者の演技もあいまって、天使たちは皆独特な色気にあふれています。
ウォーケンファンに好きなウォーケン出演作を訊くと、「ディア・ハンター」や「デッドゾーン」、「戦争の犬達」といったメジャーどころな作品たちと並ぶほどの高確率でこの作品が推されます。
彼の出演作は日本公開済のものだけでも主演助演あわせて優に70作を超えています。
一般的にはマイナーで、しかもジャンルはB級ホラーなこの作品がそれらの中からセレクトされるのです!
2バージョンが一つにパッケージングされるのも非常に嬉しいところです。
日本公開版(ゴッド・アーミー)版(こちらの方が先に公開されました)の静かな(始終地味な)雰囲気も、全米公開(プロフェシー)版の追加シーン(CG以外)も、どちらも捨てがたいですから。
余談ですが、ガブリエル役のウォーケン、シモン役のエリック・ストルツ、レイチェル役のアマンダ・プラマーは同時期、タランティーノの「パルプ・フィクション」にも出演していました。
本作での役柄とのギャップを見比べてみるのも、面白いかもしれません。
【2009/3/29追記】
全米公開版はシネマスコープサイズ・デジタルリマスターで収録、日本公開版はビスタサイズでの収録です。
両者ともVHS版の映像と比較すると画面の上下がトリミングされています。(全米版の横幅は増加、日本版の横幅はVHS版のままです。)
日本版の画質は映像コントラストが上がっており、深みが増しホラー的に雰囲気のある映像に仕上がっているかなと思いました。 ただし実際より古い映画に見える、とも言えます。 天使を題材とした映画なのでVHS版のようなふわりとした明るさの感じられるコントラストでも良かったと思うのですが。
それから、字幕に誤字があります。
ウジエル検死シーンでの「脳を突き破って」は正しくは「胸を突き破って」、聖書分析シーンでの「予言だけだ」は正しくは「預言だけだ」など。
駄目出しのようですが、ファンはしっかり見ていますよ、ということで。