「ゴッドファーザー」。
それは、イタリア系のマフィア組織のメンバーによる、ドンに対する畏敬の念を込めた呼称です。
この映画は、そのマフィアのドンを描くシリーズ3部作の2作目です。
シリーズ全体としては、ドン:マイケル・コルレオーネ
(アル・パチーノがはまり役です)の一生を描いていますが
この2作目では、マイケルの父であるヴィトがシチリアからアメリカに移住し、ドンになるまでと
マイケルがドンになり、数々の罪を犯し組織を拡げながらも、家庭崩壊を招いて行く様子を描いています
(その2つの物語が説明もなく何度も切り替わるので、最初は戸惑うかもしれません)。
1作目同様、脚本が素晴らしいです。基本的にはフィクションですが
ビジネスの世界の非情さがリアルに伝わってきます。
マイケルが家族と組織のはざまで悩み、繰り出す様々な判断と行動。その非情さに戦慄を覚えます。
また、映像も素晴らしいです。全編を通じて当時の時代背景が分かるよう
陰影やアングルに趣向が凝らされており まるでドキュメンタリーを見ているかのような錯覚に陥ります。
さらに、音楽もいいです。時折流れる物悲しい音楽が
彼らの故郷であるシチリアへの郷愁を惹起させられます。
個人的に大好きなシリーズであり、その中でも一番好きな作品です。
社会派ドラマ、特に組織の非情さを観たい方におすすめします。