20巻でも50巻でも同じ話。
いや、話として面白いと思いますよ。
私は好きです。
しかし連載以来、ほとんど同じ展開。
初期の頃はひよっこ医師のはずのテルが次々と起こす奇跡に
指導医の北見先生が
「テルの野郎、いつの間にこんな技術を・・・!!」
と驚く展開が続きます。
今は輝のライバルとして四宮という医師が登場していて、
手術のたびにお互いの成長に驚き、褒めあう。
「テル先生、いつの間にそんな技術を・・・!」
「くそ、四宮の奴、なんてすごいメスさばきだ!」
いつもこんな感じ。
いつ読んでもそれなりに面白いし、
四瑛会編を除きどこから読んでも話についていける。
医者漫画界のこち亀ですね。
水戸黄門、サザエさんと言ってもいいかもしれない。
新規の雑誌読者を増やす上で、
こういう連載は絶対に必要です。
創傷治療界に一石を投じ、
じわじわと広がりつつある「湿潤治療」を
結構前から取り上げていた点も評価できます。
実際やってみりゃわかりますが、
未だに「傷は乾かしましょう」ってやってる医者は
なんと勉強不足なのか、と辟易します。
そしてこれは我々医療の素人の普遍的な感覚でしょう。
素人にとって医者はスーパーマンです。
外科医だろうが、内科医だろうが、精神科医だろうが
骨折の治療くらいは出来て当然だし、
最新の主だった論文は全て読んでて当たり前。
場合によっては開腹手術くらいできないとおかしい。
だって医者なんだもの。
現実にはたとえば心臓手術ができる産婦人科医なんて
いないのでしょうけど、
そういう幻想を漫画という形で実現しているため、
痛快で面白い。です。