剣と魔法による、古き良きファンタジー…と懐古主義で片付けてしまうには惜しい意欲作。
掲載紙のカラーにはそぐわなかったのか、全2巻で打ち切り、になったのだと思われます…。
それでも綺麗にまとまっているように見えるのは、作者さんの力量によるものでしょうか。
設定自体は目新しいものもないですが、
繊細でいて、疾走感のある筆致には目も心も奪われました。
加えて、
飄々としながらも英知溢れるサーロード。
自らの巨大な力を厭いながらも怯まない強さを見せる、恋する病弱少女ナナ。
この兄妹二人の幼馴染であり、友であり、二人を守る剣でもある武の達人オブ。
この主役3人の関係があまりに心地よくて、もっともっとこいつらを見ていたかったと、本当に悔やまれます。
あ、あとポジション的に残念なようで滅茶苦茶オイシイ位置にいるリンゼルも。
…うん、本当にもっともっと読み続けたかった。そんな言葉しか出ないなあ。