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ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代
 
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ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代 [単行本]

山田 宏一
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アンナ・カリーナのために撮った60年代作品―を中心に山田宏一が徹底したドキュメント構成でその映画的創造の秘密を説き明かした画期的なゴダール論。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山田 宏一
1938年、ジャカルタ生まれ。東京外国語大学フランス語学科卒。1964‐67年、パリ在住、その間「カイエ・デュ・シネマ」誌同人となる。1984年、フランス芸術文化勲章シュバリエ受勲。1992年、「トリュフォーある映画的人生」で第1回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。2007年、第5回文化庁映画賞映画功労表彰部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 483ページ
  • 出版社: ワイズ出版 (2010/06)
  • ISBN-10: 4898302416
  • ISBN-13: 978-4898302415
  • 発売日: 2010/06
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By hide-bon トップ100レビュアー
山田宏一は、昔から最も敬愛する映画評論家だ。
月並みな表現だが、氏の映画評は、映画への愛おしさと切なさに溢れ、映画を観る事へのときめきと歓びがひしひしと伝わってくる。
洋画と言えばアメリカ映画一辺倒だった10代に、繊細で文学的なイメージが強く敬遠していたフランス映画を観始める事になったのは、氏の書くフランス映画評が余りに素晴らしかったからだ。
ヌーヴェルヴァーグの映画人たちとの交友、とりわけフランソワ・トリュフォーとの親密な関係は有名だが、ただ、ジャン・リュック・ゴダールに関しての論及は、意外なほど稀少だった気がする(アンナ・カリーナについては、名著「美女と犯罪」の中での“ゴダール版さらば愛しき女よ”での魅惑的な解析が既になされていたが)。
政治と愛の間で揺れ動いていたと形容される60年代のアンナ・カリーナ時代から、五月革命以後の、“映画の革命か、革命の映画か”、とにかく商業主義映画から逸脱しアナーキーな彼方へと到達していったゴダール映画を論ずる評論は小難しい物が殆どだが、いつもながらの、美しく、躍動的で、エモーショナルな映画評を(それでいて、舌を巻くような博覧強記ぶりと映画的記憶に芸術的素養が兼ね備えられているのだが)読んでいくと、ゴダール映画への理解が倍加していくから凄い。
巻頭と巻末に挟まれる“60年代から遠く離れて”、30年後のアンナ・カリーナ&ラウル・クタールのインタビューも、その誠実で永遠の映画青年的な語り口での問いかけに、ふたりも、ゴダールとの出逢いから、協働した各作品について楽しく答えているのが素敵だ。
映画よりも映画的とさえ思えるその作品分析を読みながら、「気狂いピエロ」はもちろん、「女と男のいる舗道」、「アルファヴィル」、「ウィークエンド」らゴダール映画の数々を改めて見直したくなった。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いまや映画界においてゴダールが神格化されているのも、彼の初期作品におけるアンナ・カリーナの存在があったればこそである、という徹底的にアンナ・カリーナを擁護した素晴らしい一冊。
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写真が... 2011/9/3
ゴダールというより、アンナ・カリーナのファンです。インタビューは初めて知る情報もあって面白かった。ゴダールのカリーナへの惚れ込み様が並大抵のものではなかったことが改めてうかがえるエピソード。また、紆余曲折あったでしょうが、カリーナはゴダールを非難したりせず、彼との思い出を自身の一部のように穏やかに語っており、終始微笑ましい内容です。残念なのは、モノクロの写真がたくさん載っているとレビューされていましたが、10枚あるかないかといったところでした。山田氏がカリーナのアパートで撮影されたという写真は良いですね。あとは、アルファヴィルの撮影風景から数点掲載されています。個人的には「アンナ・カリーナ時代」と銘打っているからには夫婦で映画出演した時のツーショットの写真などあると思うのですが、ミューズにふさわしき美しいカリーナの写真をもっと豊富に掲載してもらいたかったです。あくまでもゴダール作品について書かれた本で、徹底したカリーナの本というわけではないので仕方ないですが、タイトルから期待してしまったぶん、物足りなさも感じました。
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