完全犯罪の誘拐サスペンス。この手口だけを考えるとかなり有効な手段に見えるのだか、いかんせん犯人が隙だらけすぎ。ほんとに過去に数件成功させたのだろうかというほど緊迫感の無い犯人たち。
ケヴィン・ベーコン演ずるジョーはただのエロジジイだし、マーヴィンの見張りは穴だらけだし、ジョーの妻シェリル(コートニー・ラヴ)はなんか軽いのりだし。対する被害者家族はそろいもそろって無謀なチャレンジャーだらけ(笑)だし、サスペンス映画としてみるなら、なにか芯のゆるい、いまいち緊迫感の欠ける残念ムービー。細部をもうちょっときちんと作りこめば傑作になったはずなのに、おしいです。
ただしキャストは豪華。シャーリーズ・セロン、ケヴィン・ベーコン、スチュアート・タウンゼント、コートニー・ラヴ、ダコタ・ファニング、など個性溢れる面々が集まっているので、それなりには楽しめます。
特に今絶好調のチャーリーズ・セロンは役柄にぴったりはまり(こんな美人な主婦は皆無だけど、笑)、サービスショットも多く、彼女のファンなら充分楽しめますよ。 逆にダコタ・ファニングは非力な子役ということもあってほとんど受身。「アイアム・サム」ほどの存在感はこの映画ではありません。
映画的に見ると、シャーリーズ・セロン、ファン向け映画の要因が強い感じですね。