作品の内容については沢山の方が絶賛しておられるので、オマケについて。
メイキングやインタビュー映像が、約180分あります。実に本編の2倍です!それは、普通の映画と違い、役者のほとんどが素人である、という信じがたい事実のためだと思いますが、ひとりひとりが撮影の中で成長してゆく過程は、まるでドキュメント映画のようです。
映画に出てくる60人の子供は、みな普通の小学校から集められた子供たちです。みんな役者を夢見ているわけではなく、面白そうだから参加してみた、という子供たちが大半です。
なので最初はあまりに退屈な待ち時間や慣れない共演者やスタッフとの距離感に、戸惑い大人しめな子が多かったのですが、二ヶ月の撮影の間、苦楽を共にし、歳の違う友達ともふれあい(この辺が日本の子供とは違うなぁ、と思ってしまう)、ベテランの大物俳優に気さくに質問し、また役者は素直な子供の質問に真摯に役者活動というものを語りだす…。
本当に学校があって、先生という人生の先輩がいて、(あと足りないのは女の子の存在くらいでしょうか)クラスが一つにまとまってゆくかのような、映画と現実を混同してしまうほど気持ちの良い映像でした。撮影を終えてお別れが近づいた時に涙の止まらない子を、なだめる監督と校長先生が印象的でした。
それぞれの役割や、長所を、教わるのでなく自然と学んでゆく子供たちは、今の日本の子供が忘れかけているものを持っている気がします。
ちなみに、髪もセットして現代の格好をしたジャン=バティスト君は、明るくてカッコイイ少年でした!