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コーヒーの鬼がゆく - 吉祥寺「もか」遺聞 (中公文庫)
 
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コーヒーの鬼がゆく - 吉祥寺「もか」遺聞 (中公文庫) [文庫]

嶋中 労
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

自家焙煎の草分け「もか」店主標交紀(しめぎ・ゆきとし)、〈感動を誘う〉コーヒーを創った男--我を忘れて焙煎にのめり込んだ不器用な熱血漢、稀代のコーヒー求道者の生涯を豊富な逸話と共にたどる。

内容(「BOOK」データベースより)

自家焙煎の草分け、吉祥寺「もか」店主・標交紀。“感動を誘う”コーヒーを創り出した男―。我を忘れて焙煎にのめり込み、生豆を選び抜き、抽出温度1℃の違いを見極めてダイヤモンドのような一杯を追い求めた不器用な熱血漢。豊富な逸話とともに、稀代のコーヒー求道者の生涯をたどる。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 275ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2011/12/20)
  • ISBN-10: 4122055806
  • ISBN-13: 978-4122055803
  • 発売日: 2011/12/20
  • 商品の寸法: 15.1 x 10.7 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 55,704位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 逝去された標氏への追悼の意を込めて出版されたものと思われる。

 
 焙煎コーヒーにとり憑かれた名人・標氏の人生を中心に,お弟子さんや他の名人のコメントなども絡めて,何かに「達する」ことを描いている。

 その点では,リンゴ農家の木村明則氏を描いた石川拓治著「奇跡のリンゴ」と同様。

 「狂う」ことなくそうなる道もあるとは思うが,やはりなにかに達するには,少なくともある程度の期間,ある程度の深さまでは,「狂う」ことが近道なのだろう。

 著者の思いが余ったのか,いろんなことが書かれすぎていて焦点がぼやけてしまっていることや,スノッブを馬鹿にする著者の表現自体にスノッブな香りがしたりする点は残念に感じたが,それ以上に一人の「達人」の人生に触れさせてもらったことがありがたい。
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By TOM
形式:文庫
自家焙煎珈琲の鬼・標氏と「もか」を偲ぶ一冊。
筆者は一杯のコーヒーにかける標氏の熱い想いを、時にコーヒー業界全体の歴史から俯瞰し、時に標氏と交流が深い人物の目を通して評し、そして内面を抉るような描写を加えて巧みに表現している。
コーヒーファンとして、日本を代表する珈琲狂・標氏の人生を記した内容を読むべきではないか、と思う。
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形式:文庫
「鬼」とは職人に対する賛辞である。

会社勤めの人が、日々苦労をしていないとは言わないが、その達成度に対する評価は職人のそれに比べれば緩やかなものである。同じ成果を出せば、等しく同じように認められる。

しかし、職人は同じ物を生み出す他者が出てくれば、その評価は低くなる。

本書は、コーヒーというものに憑かれた標氏を、筆者の視点を通じて妥協を許さない職人=「鬼」であると焙りだしている。

職人であると言うことは何か、妥協を排するということは何か、それが分るヒントをくれる一冊であると思う。
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