本書はコーパス言語学に基づいた意味論的な側面と英語史的な要素を含めた画期的な本である。監修者はもちろんだが、訳者も新進気鋭の言語学者を揃えた意欲的な訳書である。しかし、残念ながら随所に訳語や訳注が統一されていないことである。例えば、あるページでcowboyの訳語は牧童であり、またあるページではカウボーイのままだったりする。又訳注も一部の人名、例えばK.H,Marxのようにイニシャルをきちんとあげているのもあれば、Humboltのように原文にそのままだったりするのもある。またDadaのように詳しい訳注のものもあれば、Surrealismのように単なる訳語しか載せていないもの等かなり不備がある。この点は監修者がなぜ統一しなかったが疑問の残るところであるが、できれば早急に直せばもっとよくなるものと考えられる。