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エドワード・ホッパー、ルネ・マグリット、キリコらにも同じ「何か」を感じている。
1903年12月24日、オランダ人の血を引く両親の元に生まれる。
17歳で父を亡くし若くして精神・金銭ともに家を支える。
甘美な少年時代の記憶を抱えたまま、マンハッタンで布地の仲買人。
そして美術家。
1972年12月29日、69歳。
ユートピア・パークウェイの自宅で亡くなる日の早朝、
妹エリザベスへの電話。
「私がもっと他人と打ち解けられる性格の持ち主だったら、
どんなによかったことかと思うよ」
人間が苦手だったがゆえに達成された結晶。
チャールズ・シミック、米の詩人。
1938年、ユーゴスラビア、ベオグラードうまれ。
「午前3時のほの暗さの中でも、
なんとなく明るくなれてしまう」(柴田元幸)詩人からの、
透徹する、オマージュ。
どこにもいる「いま・ここ」にそぐわない人間が、
偶然にもアメリカから零した非凡なる函、
どのようなイズムからも遠い、
ただコーネルだけの、そしてコーネルだけでない、
親密で深遠な函。
それをめぐる言葉を収めた二重入れ子の函。
そうした一冊。
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