現在の世界の殺戮(テロリズム)の原点はここにある・・・。
イギリスで発売されるやベストセラーになった「CODE TO ZERO」(Ken Follett)の翻訳版は、そんな思いを強くさせる作品です。
駅の公衆便所で男は目を覚まします。記憶がなくなっている。自分が誰かもわからない。が、彼は、ふと目にしたロケット打ち上げの新聞記事に惹かれ・・・。旧ソヴィエトとのある闘いに巻き込まれたアメリカの若き二組の男女。その愛、裏切り、国家機密、そしてスパイを絡ませたスケールの大きなサスペンスは、ケンの真骨頂といえます。現在、世界が抱えるあらゆる歪みは、この時代に源を発していると言っても、過言ではないでしょう。男に残された48時間のカウントダウンこそ、世界を変えるかもしれない時間だったのです。
作家ケン・フォレットは1949年ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務を経験後、1978年に『針の眼』でメジャーデビューを果たしました。この作品でアメリカ推理作家協会のエドガー賞を受賞。スパイ小説に金字塔を打ち立て、ベストセラー作家の仲間入りをします。『針の眼』は、映画化もされました。代表作はほかに『レベッカへの鍵』『獅子とともに横たわれ』『大聖堂』などがあります。2000年に小学館より発売された『ハンマー・オブ・エデン』は、著者の初来日とあいまって話題を呼びました。
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