普段アニメを観ない私ですがギアスは印象的なアニメでした。学生もしくは新社会人年代が観るアニメとしては感情移入しやすい印象でした。社会の中で自分の信念を貫き通すことは人として目標ではありますが立場的制約があることも事実です。この物語では虐げられる日本人と虐げるブリタニア人が主でナンバーズや名誉ブリタニア人にスポットが当たっていないのが残念でした。日本人の誇りを持つこと愛国心ある人は魅力的だと思います。しかし私は日本人である前に一人の子の母なんです。子供を犠牲にするぐらいなら日本人の誇りなど捨てます(軽蔑は覚悟の上です)。だからこそ私は日本のために日本で戦う騎士団に感情移入できませんでした。なんの力もない私がどうやって戦場で子供を守れますか。カレンや黒の騎士団が日本を支配するブリタニアに対し立場的に正義になるだろうとは思いました。しかしカレンや黒の騎士団は日本(人)を支配するブリタニア(人)と戦ってる自分達を観ているのであって戦争を観ている訳ではないのではないかと思えてしかたがなかった。戦争が何かを知っていたのはスザクだと思いました(軍人故に)。スザクが正しいとか正義だとかではなく正義は人それぞれですし(幸せや不幸も自分の心がそう思ってるからで上をみたらキリがない、でも下をみてもキリがないものでしょう)、本当の地獄は戦争中より戦後だと知っていると思ったからです。日本が戦場になってるのに自分の大切な人が巻き込まれない保障はなく、怪我を負っても戦場では治療を受ける病院もない。子を守りたい私はナンバーズや名誉になるでしょう。皆さんは裏切り者と軽蔑しますか。私はスザクに感情移入した少数派でしょうが、彼の視点を観てみたかった。家族を失いナンバーズ(軍人)になるしかなかった人はブリタニアを憎んでいても生きるため仕方なくて、日本人に裏切り者とされ戻れない。そんな人たちにとってスザクは居場所だったでしょう。リベリオン前からのナンバーズの人にとって唯一自分たちが認められる場所になる。もしくはリベリオン後のナンバーズにとって唯一憎める相手にもなる。スザクの立場は私には耐えられないでしょう。だからこそスザクを理解したかった。こんな意見もあることを知ってください。