この人の本は面白い。後継者育成、バトンタッチというテーマで書かれた本ではあるが、
第二の人生を考えるという観点からは誰でも参考になるところがあるでしょう。
次の人にCEOの座をバトンタッチすると言うのは、町中の零細企業であれ、大企業であれ、
きわめて人間くさいプロセスを経る。
また、成功した人ほど陥りやすい失敗というものについてもその本質が良く書かれている
ように思う。「成功した人は自分の強みを過大評価し、自分の弱みを過小評価した上で、
他人を評価する傾向にある。」誰しも自分の得意分野というものがあり、そこの領域で他人
と自分を比較し、自分の方が優れていると思い込みやすい。実は他人の方が良く出来る
自分の不得意分野もたくさんあるのだが。まさにそうなのだ。所詮、人間は独断と偏見の
固まりなのかもしれない。