コーチングに関して、様々な観点からの記事を9編まとめた本。これでコーチングを学ぼうとするのは難しい。ただ、コーチングに関して気を付けるべき点があることを示唆してくれるということにおいては貴重な経験だろう。
例えば、新人マネジャーへのコーチングの重要性。マネジャーは勝手に育つものではないし、今までの自分の仕事に固執してしまいがちである。役割の変化を諭し、不安を取り除くのは上司の役目である。
何か同僚や部下に苦言を呈する場合も、感情論で物別れにならないようにしなければならない。偏狭なフレームに当てはめて物事を判断しないようにすべきだろう。
コーチングが全てを解決する訳ではない、時にはメンタルヘルスの専門家のほうが適任のことがあるし、人事を巻き込んでキャリアプランの実現を手助けしたほうがいいかもしれない。
好業績だが問題の多い社員のコーチングは大変だ。マイケル・デルや米海軍少将でさえコーチングを受けて部下との信頼関係を築いたという事例は大変参考になる。
愛すべき愚か者、有能な嫌われ者をどう組織に活かすかという章も興味深い。