内容紹介
●内容紹介
本書は、サッカーがうまくなるための指導法と練習メニューをまとめた、コーチングの教科書です。特にジュニア期の選手を指導する際に気をつけて欲しい、「コーチング」「コーディネーション」「言語技術」の3つのキーワードについてまとめました。
では、サッカーに必要な能力とは何でしょうか?
「サッカーの技術」が必要なことはもちろんです。ただし、選手にすぐに答えを与えるのはNG。指導者が選手に問いかけ、ヒントを与えることが重要です。選手自身が工夫するような環境を与えなければ、なかなか選手の技術は向上しません。サッカーの技術は、選手を導く「コーチング」の技術にかっているのです。
また、技術の基盤となる「運動能力」、状況に応じて的確に判断するための「考える力」も同じようにサッカーに必要な能力です。
たとえば、チームの中にいくら練習してもがうまくならない選手はいませんか? そういった選手は「サッカーの技術」のような専門性の高い技術を身につける前に、基礎的な「運動能力=コーディネーション」を身につける必要があるかもしれません。
たとえば、チームの中に、ボールの扱いはうまいけど、自分勝手なプレーばかりする選手はいませんか? 自分がボールを持ったときに、フリーな味方がいるにもかかわらず、常にドリブルで突破しようとする選手です。そういった選手は、「サッカーの技術」の前に、「考える力=言語技術」を身につける必要があるでしょう。
本書では、この3つの能力を伸ばすための指導法や練習メニューをまとめています。
●目次
ジュニアサッカーで子どもを育てるために
・指導者が知っておくべきこと
・保護者が知っておくべきこと
1章 選手を導くコーチング
2章 運動能力を伸ばすコーディネーション
3章 考える力を伸ばす言語技術
特別対談 三森ゆりか×島田信幸
ジュニア世代の3つの身体ケア
【言語技術とは…】
今、サッカーでは、状況に応じて的確に判断するための「考える力」が求められています。その「考える力」を磨くトレーニングが、言語技術トレーニングなのです。日本サッカー界のコミュニケーション不足が叫ばれる今、日本サッカー協会でも、JFAアカデミーを中心に言語技術教育を取り入れています。
言語技術とは、Language Artsの訳語です。定義すると、「論理的に考えて、相手が理解できるように分かりやすく表現すること」です。ヨーロッパはもちろん北米や南米では、「国語」=「言語技術」を意味していて、小学校の低学年から、当たり前のように刷り込まれています。
一方、日本ではこの教育が長い間なされていませんでした。「察し」や「あうんの呼吸」、「以心伝心」が美点とされてきたので、考えて、言葉で表現するという能動的なコミュニケーションが重要視されていなかったのが一因かもしれません。
内容(「BOOK」データベースより)
選手を導く声のかけ方。運動神経UP。考える力、判断力を伸ばす。JFAアカデミーに学ぶ、世界基準のコーチングメソッド。