通常、ボードゲームというものは相手と自分がいて、交互にコマを進めるものである。つまり自分のターンと相手のターンが分れている。それにより相手のターンは自分にとって待ち時間になるのが当然である。双六にしても囲碁、将棋にしても相手が考えている間はどうしても待たされる。それがこのゲームに関しては、コマの進行が同時であるために待たされるということがほぼないのである。自分のターンが相手のターンであり、相手のターンが自分のターンなのである。ゆえに対人戦のプレイ時間は普通のボードゲームの2分の1となり、それは2倍に濃縮された時間となる(平均30分程度で決着がつく)。なので対人戦をプレイしている時に待ち時間でダレルという事がない。
また、相手の動きを見てから考えるということはできないので心理戦、ギャンブル戦の要素もあるなど、ゲーム自体のシステムもよく練られており秀逸である。それらに関しては方々で書かれているので調べてみてほしい。
個人的にプレイした感想として、囲碁、将棋、麻雀の中、2つ以上それなりにやる人ならば、まず面白いと感じると思う。シナリオだけでも十分楽しめるが、仲間内で囲碁、将棋、麻雀、ボードゲームなどをやるような人がいたら、このゲームをプレイせずに済ませるのはもったいないと思う(一緒にやってみてほしい)。難点を言えばチュートリアルが親切ではないのでゲームのルールを理解するのに少々手間取るだろうという事(特にコマの動く順番)。プレイしていて疑問を感じたら攻略サイトなどをのぞいてみるとよいと思う。普段はレビューなどは書かないが、一言書いておきたいと思わせるような魅力があった。