本作はPS、PS2等で発売された「ジルオール(インフィニット)」の前日譚(世界設定はジルオールの5年前。主人公パーティは新キャラの三人ですが前作キャラも登場)にあたりますが、マルチエンディングではない点やジャンルもオーソドックスなアクションRPGとなっているので新規プレイヤーも入りやすいと思います(PS2版をプレイした者としては若干寂しいですが)。
無双シリーズを手がけるオメガフォースが開発しているのでアクション部分は想像しやすいと思いますが、フィールドギミックを最大限に活用するアクション演出はなかなか面白く、主人公パーティ三者三様の個性と相まって軽快なアクションが楽しめます。モンスター種も序盤から多いので攻略しがいもあります。
クライマックス的なシーンから始まる導入部分によって、メインストーリーの道筋は分かりやすいですが、ドラマチックなムービーが随所におりこまれ、闘技場の存在やNPCとの交流もありモチベーションを高めてくれます。装備品も同名武器・防具ながら効果やパラメータが違ったり、レア装備収集も楽しめると思います。
しかし油絵タッチのグラフィック描写は味があるとはいえ、会話時イラスト表示だけというのは古臭さが否めません。戦闘も大型ボスと戦っているときが顕著ですが、カメラワークが悪くプレイヤーがどこにいるのか分からなくなることもあります。あと回復アイテム等の使用がメニューを開かないと使用できないのは単純に使いづらいですし、戦闘中のテンポを悪くする原因になってます。
マイナス部分もありますが、アクションRPGとして、各ギルドのクエストをこなしながらキャラクターを育成する楽しさやファンタジックな世界描写は優れており魅力はあります。最後にHDDインストール非対応ですが、ロード時間も気にならない長さなので快適に遊べる点は良かったです。(※トロフィーコンプまで約50hでした。ゼロの名にふさわしい、切ない余韻を残すメインストーリーはなかなか良かったです)。