前作G1Jockey3 2003がかなり秀作だったが、その更新版。ダービー馬キングカメハメハやコスモバルクも出てくる。
前作は各馬の能力値の設定が非常にリアルで、多少の能力値調整によりトライアルモードを活用して競馬予想もできる程、ゲームバランスがかなり良かった。それ程、リアリティが高かった。その一方で慣れてくると、EXTRAでも年間350勝、勝率.850をマークすることも可能なほど、CPU騎手との力量差があり、その主因が、見せ鞭と手前替えにあったのは事実。その結果、どんな馬でも平均4馬身位は嵩上げされ、その脚質は4角先頭の捲りが多くなり、毎年騎手大賞を取り続ける「名騎手」にとっては単調になってしまう傾向があった。
それが今作では見せ鞭と手前替えの効果が減らされており、より馬の個性に応じた騎乗が要求されることとなった。全ての勝負は殆ど直線の攻防にあり、それまでいかにスタミナを消費しないかという騎手冥利に尽きることとなった。その一方で弊害が出てきた。それは前作の美点であった初期設定の各馬の能力値の設定バランスが大きく崩れてしまったことだ。特に実在のG1馬の能力値が強過ぎること、地方馬のエディット不能の継続がコスモバルクの登場でリアルさが欠ける困ったことになったこと(地方馬は強すぎ)など、初期値のままではレースで余りにも勝負にならないので興醒めの場面もしばしば。従って今作では、ゲーム開始前に能力値のエディットは必須だろう。
騎手ゲームとして面白くなり、値段も安くなったことで★5を上げたいが、エディットに異常に時間が掛かるので-★として、★4とする。次回からは、エディット値を次の作に持ち越せるように改良して貰いたい。