今までの無双とは違うというのは、皆さん書かれているとおりです。
ちょっと硬派で骨太の格闘アクション要素が加わったような感覚。
今までの無双というと、ひたすらボタン連打でも、レベルさえ上げればなんとかなるような、そんな雰囲気がありましたが、このトロイ無双は違います。
ボタン連打ではすぐに勝てなくなります。基本的にキャラクターのレベルアップという概念がないので、(アイテム購入によるパワーアップのみ)、プレイヤー自身の修練が求められます。
Fury(これまででいう無双攻撃)も強いのですが、中ボスクラスにですらそのゴリ押しだけでは通用しません。ゴリ押し=爽快感だと思っている人はここで連敗を重ね、ちょっと心が折れかけるでしょう。正直、私もそうでした。
おそらく誰もが最初に躓くのはアサシンという敵です。こいつは練習なしに勝てる相手じゃありません。連打はもちろん、単純な崩し技などまったく通じません。技術のないうちは「ゲームバランスおかしくねえか?」とすら思えてきます。
しかし、諦めずにチャレンジしていると、打開策はいくつも用意されていることに気付きます。防御して隙を突いての反撃、崩し攻撃、はじき返し、前転で回り込んで後ろからの攻撃、一旦さがって飛び道具(実はアサシンにはこれが有効だったりする)など、どんな強敵でもどれかひとつは突破口になる技がちゃんとあります。
何度かチャレンジしてそのテクニックを練習し、だんだん使いこなせるようになってくると、これまでまったく歯が立たなかったボス格の敵に、圧倒的な勝利を飾ることができます。この、「俺は強くなった!」という感覚は快感ですらあります。
崩し攻撃を当てた直後や、敵が隙を見せたときなど、Yマークが表示されます。そのとき的確にYボタンを押すと、敵を串刺しにしてブン投げたり、ジャンプ突きで一撃のもとに倒したりといった超人的な技が出せます。その時に敵兵が「おお……」とざわついて後ずさりするリアクションも快感です。
敵が落とした槍をひろって投げ、遠方の敵を一撃で倒すといった技(真三国無双の弓とは基本的に別物です)もあり、とにかくキャラクターを操っていて英雄になった気分が楽しい。そんなゲームです。
ストーリーもキャラデザインも硬派でかっこいい。近年国内で多くなってきた、男性はホスト軍団、女性は萌えロリ軍団といった媚びた様なデザインは一切なく、リアルで渋い、これぞトロイ!といったキャラデザインです。
音楽も背景も、派手ではないが雰囲気に合っていてすばらしい。
敵に攻撃を当てたときや、敵の攻撃を盾で防いだときの効果音も、これまでの無双のようなサクサクッという手ごたえではなく、ガツンガツン!という重厚な手ごたえです。そういった細かいところでもリアリティを感じさせます。
ストーリーモードでは、物語重視のため、決まったキャラクターとステージでしか始められませんが、これも個人的にはこだわりが感じられて好きです。
良い点ばかり書きましたが、不満点がないわけではありません。
QTE(タイミングよく指示されたボタンを押すイベント)は、一部タイミングがシビアすぎる割りに、失敗した時のデメリットが大きすぎる(必死で削った巨大ボスの体力が大幅に回復してしまうなど)といった場面があり、苦痛に感じました。しかも指定されるボタンがランダムで数回連続指示だったりする場面もあるので、そこは十数回挑戦してもなかなかクリアできずに萎えました。
あと、一部日本語吹き替えの声優さんの声が合ってないかな?と感じるところもありましたが、そこは好みの分かれるところでしょうから、不満点とまでは言いません。
個人的にはかなり気に入りました。もうかなり遊びましたが、それでもまだまだ飽きそうにありません。
この古代の世界観、攻略し甲斐のある骨太な戦闘システム、そういうのが好きな人には文句なくお勧めです。
<QTE攻略情報>
神々との戦いで、私と同じようにQTEで萎えている方に攻略法をお教えします。
ボタンはほぼランダムなので、回数をこなしても覚えて攻略することは不可能です。
しかし攻略法はあります。押すべきボタンの表示位置は、コントローラーのボタン配置と同じ方向に表示されるのです。つまりYなら画面上、Xなら画面左に、Aなら画面下に…といったふうにです。
これを理解していれば、ボタンの配置を記憶して思い出しながら押すのではなく、表示された方向で直感的に押すことができます。
私はこれに気付いてから、神々との戦いのQTEで苦しむことはなくなりました。