遙か全シリーズプレイ済。遙か5コンプしての感想です。
個人的には楽しめました。が、
人におすすめはできません。
私はシステムが快適かつお気に入りのキャラさえいれば
それなりに楽しめるので、同じタイプの方なら楽しめるかもしれません。
それでもおすすめできないのは、シナリオが無理矢理なのと、主人公が独特だからです。
そのせいで、好きなキャラさえ微妙に感じてしまうことがありました。
シナリオは矛盾が目についてのめり込めなかったし、せっかくキャラから好意を寄せられても、
主人公のどこらへんが魅力的なの?と思ってしまい、素直に喜べませんでした。
プレイしている間はそれなりに楽しめても、終わった後に余韻みたいなのが残らなかったのは、
私の中でその程度だった、ということなんだと思います。
遙か1〜3はプレイ後、クリアしたのが寂しい、まだあの世界に浸っていたい、とか思えたのになあ…。
不満点ばかりたくさんありますが、特に気になったことを。
・主人公
「大切なものを、この命で守る」というのが今回のテーマのためか、
「たとえ自分の命が削られても…」という主人公の台詞が繰り返しでてきますが、
この言葉にまったく重みを感じませんでした。
肝心の主人公が自分の命をとても軽く扱っているように感じたので。
命を削るにしても守り抜く前に死んだら意味ないのに、その場の勢いで無茶をすることが多々あって、
とてもイライラさせられました。
それに、守りたいというわりには、強くなろうと努力する姿勢が見られない。
怨霊の気配に疎い、怪しいものに不用意に近づく、で、結局周りにフォローされる。
改善しないし反省しない。
話し合いたいと最後まで言い続けるのも、私はダメでした。
仲間が容赦なく傷つけられたり殺されたりした運命を見ているのに、
その黒幕を自分には優しかったから信じたいって、もうお人よしっていうレベルじゃないですよ。
博愛主義すぎて、逆に仲間に対する思いが薄っぺらく感じましたし、
みんなを守りたいというのも綺麗事にしか思えませんでした。
・史実の人物の扱い
フィクションなので、登場人物をどういう性格にするかは制作者側の自由かもしれません。
けれどせめて、真剣な話し合いなどの場面では、茶化す要素を入れないでほしかった。
重要な会談で、主人公をナンパするとか、腰に手を回すとか、ありえないでしょう…。
というかそもそも、そこに主人公を参加させる意味があったんでしょうか。
あげく、異世界での交渉が行き詰った際、主人公の世界の幕末ではどうやって交渉を成功させたか調べよう、
と現代の図書館に行かれたときは、本当に悲しくなりました。
主人公がすべて!な一部の八葉は置いておいたとしても、志を持つ幕末志士がいて、
図書館に行かないと自分たちの世界の交渉事を上手く運べないなんて、馬鹿にしてるとしか思えない。
主人公を過剰に持ち上げようとして、他の登場人物の魅力を下げている気がしました。
歴代神子のことを思うと、微妙な気持ちになります。
決して独りよがりではなく一生懸命だった彼女たちと、今作品の主人公
同じ「白龍の神子」という枠で括られるんですよね。
一緒にされたくない、というのは言い過ぎかもしれませんけど…
正直、とても複雑です。