6通常版が(意外なことに)素晴らしい仕上がりだったので、猛将伝も楽しみにしていました。
こんなに発売が楽しみだった無双は久しぶりです。
発売日に、予約していた品を受け取ってから、徹夜でぶっ通しプレイしました。
結論から言うと、楽しみに待っていた甲斐がありました。
基本的な骨格は6のままで良質であり、大幅にボリュームアップ&楽しめる工夫が成されています。
【アクション】
アクション面では、すでに高い完成度を誇っていた6をベースに、良調整が加えられています。
(例:ぶっちぎりで最弱だった弩が超強化。
投げナイフでザコがひるむようになった。
騎乗弓チャージや騎乗ドリルチャージなど、強すぎた技の弱体化。
斬・雷・風属性の弱体化など)
【武器】
武器のカテゴリが新たに増えています。
6では、関羽の青龍偃月刀は戟の一種に分類され、張飛の蛇矛は長柄双刀に分類されていて少々寂しかったのですが、猛将伝ではそれぞれ『偃月刀』『双矛』という、独立した新カテゴリとして新生しました。
偃月刀は、関羽らしく雄大なモーションで振り回すアクション。
双矛は張飛らしく豪快にブン回すアクションになっていて、どちらも大満足です。
他には、夏侯惇の刀が『朴刀』という新ジャンルに。
ナタの重さを持った、ちょっとガラの悪い刀です。
趙雲は『龍槍』という、しなりを活かした槍にチェンジしました。
どの新武器も良い味が出てておもしろいです!
今作で追加された強力な上位武器は、ステージごとの特殊条件(○○を迅速に撃破、○○を救助する、奇襲を成功させる、火計を成功させる、など)をクリアすることで入手できます。
【新キャラ】
王異、カクカ、ホウ徳の3名です。
それぞれアジがあって良いキャラなのですが、3人だけ(しかも魏だけ)というのは、少々寂しいのが本音。
王異とカクカは新武器を携えての登場で、特にカクカの『ビリヤード』はなかなか楽しいです。
【レジェンドモード】
今作のメインとなる『レジェンドモード』は、とても良いデキです。
感覚としては、無双4のストーリーモードをやっている感じ。
もっとアッサリしたものかと想像してたのですが、1話1話が思いのほかアツく、ステージ数もかなり多く、しかもバリエーションに富んでいます。
主に、ストーリーモード本編で語られなかった武将たちにスポットが当てられています。
ストーリー本編が非常によく出来ているため、ある種の番外編であるこのレジェンドストーリーも活きています。
僕は、今までの無双シリーズって正直言ってストーリーなんてオマケ程度にしか見てなくてほとんど見ちゃいなかったのですが、6のストーリーモードや今作の英傑伝は、じっくりと見入ってしまう魅力があります。
周りの兵士全員と会話し、世界観や、戦の概要や、武将たちの人成りについてたくさん聞き出したくなります。
ダジャレ兵やオレオレ兵も健在です(笑)
新規イベントシーンも、あいかわらず良いクオリティ。
個人的には、街亭の戦いで諸葛亮が馬ショクを処刑するという有名な逸話が再現されてたのに歓喜しました。
ストーリーモードと同じかそれ以上に本腰入れて、ガッツリ遊べます!
猛将伝としては、間違いなく歴代最高のボリュームでしょう。
【育成】
レジェンドモードを進めると、拠点の街が発展していき、成長アイテムを買ったり、交易人を使ってカネ稼ぎやアイテム集めができるようになります。
今回の成長は、この街で成長アイテムを買うのがメイン。
カネさえあれば一気に育てられます。
前作では、稼いだものを他人に割り振ることができなかったので、一人育てきったらまた違う武将でゼロからやり直しでした。
しかし今回は、お金を通じて、実質的に他人に稼ぎを分配することが可能。
極端な話、MAXまで育てた呂布で高難易度でステージクリアして稼ぎまくって、カネ稼いだら他の武将にチェンジしてアイテム買わせまくって、何もせずして育つ…ということも可能。
さらに新しい成長要素として、『将軍位』というものが存在します。
これは、ステージで特定条件をクリアすると、ステージ終了後に位が上がり、武将固有の新たなアビリティを習得するというもの。
獲得できるアビリティーがなかなかに有用なため、集める甲斐がおおいにあります。(例:与ダメージで体力吸収、獲得金額上昇、など)
また、武将ごとの個性がやや希薄だった前作に比べ、武将の差別化にも一役買っています。
将軍位がMAXになると、ちょっとしたオマケあり。
【難易度】
今作では、新武器や後半の将軍位を集めようとすると、難易度修羅でプレイすることが基本になります。
修羅よりも難しい難易度として新設された『究極』。
これがまた良〜い感じで鬼畜です(笑)
MAXまで育てた武将でも、少し気を抜けばあっという間にあの世行き。
アビリティを厳選しアクションを熟知しなければ通用せず、集中力も要します。
将軍位をMAXにしたり、最終武器を入手するためには、この難易度究極が条件。
やり応えは抜群です!
前作は、難易度が変わっても得られる報酬が変わらなかったのが最大の問題点でしたが、今作ではちゃんと報奨金が難易度によって上下します。
今作では、ほぼ『カネ多い=アイテムいっぱい買える=能力値いっぱい成長』という図式なので、実質的に『入手金額の増加=武将の早い成長』となります。
1ステージクリアでもらえる金額がけっこう多いので、ストレスなくサクサク武将を育てていけて、テンポが良いです。
【楽しさ】
6をプレイした人にとって、今作ははっきり言うと、完全な作業ゲーです。
ステージをクリアして、お金をもらって武器を買って、武将の成長アイテム買って育てて、各ステージに設定された武器取得条件クリアして特別武器を集めて…
基本的に、やることはそれだけ。
が、その作業が楽しい!
無双シリーズに限らず、作業が楽しいと思えるゲームは最近でほとんどありませんでした。
しかしこの猛将伝の作業は、楽しい!!
アクション、ストーリー、演出、ステージ、ミツション、育成、難易度、新武器、新キャラ…
そのどれもがしっかりしているからこその楽しさでしょう。
戦の繰り返しや、成長の繰り返しが、苦になりません。
いろんなステージで、いろんな武将で、いろんな武器で、いろんな難易度で、暴れたくなります。
クリアすればするだけどんどん強くなりますし、それがしっかり実感できる作りになっています。
気になる部分としましては、成長アイテムを買うとき一個一個買わなくてはならないので面倒なことと、あとは多少ロードがわずらわしいこと。(ほんの少し長め、という程度ですが)
DLCコンテンツは豊富でどれも良質ですが、数が多い上に、値段が非常にいやらしいこと。
それと、あいかわらず『いちゃいちゃ告白』があることぐらいでしょうか(笑)あ、それは良い点か?(笑)
他にも探せばアラはあるのかもしれませんが、はっきり言って、些細なアラなどどうでもいいと思えるぐらい楽しいです。
先にも書きましたが、待った甲斐がありました。
文句なしの良ゲーです。