面白くて一気に読んだ。これまで「コンプライアンスは法令遵守だけではない」という話は聞くことがあったが、「コンプライアンス=法令遵守」の考え方が企業をダメにしているというのをここまではっきり言った人はいないと思う。なぜそうなのか、その理由が、日本とアメリカの違いという点から、わかりやすく説明されている。目からウロコと言った感じである。「法令遵守」じゃダメ、漠然と同じような印象を持っていた会社員も多かったかもしれないが、それを、現職検事の大学教授がはっきり言ってくれているのが、実に心強い。今まで、コンプライアンスという言葉に持っていたイメージが大きく変わった。「法令遵守」ではなく、「社会要請への適応」がコンプライアンスだという話で、気持が明るくなった感じがする。