「コンプライアンスの知識」(日経文庫)は、コンプライアンス体制構築の導入法に詳しい。「会社コンプライアンス」(講談社現代新書)は、法制度から要求される内部統制におけるコンプライアンスの位置づけ、精神に詳しい。「企業コンプライアンス」(文春新書)は企業不祥事の実例から読み取れる内部統制システムの意義、またその核であるコンプライアンス体制とリスク管理に詳しい。そして本書は、コンプライアンス経営の実践であり、その具体的な内容に詳しい。例えば公私混同、商品、税法、粉飾、知的財産権、情報管理、労使、その他幅広い観点から具体的に経営者がどうコンプライアンス経営をせねばならぬかを説いている。経営者の観点から見たコンプライアンス推進の具体的な内容であり、非常に身近な留意事項を紹介してくれている。コンプライアンス・マニュアルの具体例の記述や、研修における原稿作りにも役立つものである。