強くなる為に違法のドーピングに手を出したシャーニッドの元同輩の話を主軸に、前巻に登場した謎の山羊「廃貴族」を求めるグレンダンの傭兵団が話に絡んできます。また、傭兵団の団長ハイアはレイフォンと同じ流派の武芸者で、と言う流れで、レイフォンが抱える1つの葛藤も浮かび上がります。
主人公が最強なため、今まで人間相手の戦闘シーンはいまひとつ緊張感が足りませんでしたが、レイフォンに近い実力者であるハイアとの戦闘シーンは読み応えがあります。また、今まで何となく謎に包まれていた(?)やる気があるのか無いのか分からないシャーニッドが小隊にいる理由も明かされます。普段と一味違うシャーニッドも注目です。
一方、ニーナは今回も特に良い所なし。っていうか、警察の捜査を邪魔しちゃったりしてます。しかも個人的な理由で。武芸に突出したレイフォンや精神的に成熟したシャーニッドに比べるとどちらも中途半端なニーナとは言え、そろそろ見せ場の1つぐらいつくってやれないものか。