情報処理学会CVIM研究会では、2006年末からコンピュータビジョン分野における最新理論・アルゴリズムについて、特に方法論・表現方法に着目した「チュートリアルシリーズ」を企画してきた。講演では、最先端技術を利用したプログラム実装がすぐできるように、その方法論・表現方法に精通した専門家が、原理、長短所、実装方法、応用事例を紹介している。若い研究者はもちろんのこと、日ごろ余裕のない企業の研究者を始めとして、実践から少し離れた中堅以降の教育者まで、最先端技術を短時間で学べることで、有意義な企画として、いずれの回も本会議以上に盛況であった。
本書は、第一回から第五回までのCVIMチュートリアルシリーズで講演された内容に加筆修正し、最先端ガイドとしてまとめたものである。編集に当たっては、すべての原稿を大阪大学ならびに慶應義塾大学の大学院生、学部生に査読してもらうことで、情報系学部生レベルに合わせた書籍を目指した。
この本を読めば、コンピュータビジョン分野での話題の技術・アルゴリズムについて、その原理を理解できるだけでなく、それを実践に生かすための実装法までを一度に学ぶことができ、少なくとも10年、専門書として役に立つものと確信する。
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