他の章の訳はともかくとして(総じてあまりよくないが)、4章の訳は最悪です。直訳なだけならまだ許せるのですが、主語と述語の対応がつかない文章が数多くあったり、語句の説明もないままのカタカナ語を多用したりしていて非常に読みにくい。さらに"〜したりするために〜したりする"などと無駄に冗長に書いてあってただでさえ読みにくい文章をさらに悪くしている。
4章の訳者は監訳者であるそうで、あとがきに原著者の意思を尊重する形で訳出を進めたと書いてあるが、正直お前が言うなという感じです。おそらく自分の訳文を一回も推敲していないのではないかと思います。出版社のかたももう少しまじめに校閲をして欲しかった。付録のボランティアが訳した文章のほうがはるかにクオリティが高いです。
この版ではスレッドレベル並列性を扱ったこの4章をひとつの売りにしているのにこのような駄訳で日本語版が出版されてしまったことを非常に残念に思う。世界的な名著を汚した訳者には猛省を促したい。