本書の初版は1986年に、1983年に発行の「建築設計資料集成 全11集」を母体として情報の抽出、再構成、そして製図方法、住宅などについて新規に加えて発行されたものです。第2版の本書はこの初版をベースにデータの更新を図ったものといえます。2005年に第3版が発行されましたが、これは全面改訂といえる内容となっています。
本書の主たる対象は学生とされますが、収録された数多くの図面を見ながら「これらの図面を通してその背景にあるものを読み解く力を実につけて欲しい」という本書の編集委員会の意図が感じられるように思います。なお、本書の「人間工学」、「単位空間」の章、住宅の新築や改修を考えている一般の人たちにも参考となる内容です。