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1. ソースコードが本文中に散乱しており、コードを読むための
クロスリファレンスもない。ソースコードは2度出現しようが
巻末にすべて再掲載すべきだろう。
2. 同一の関数名で徐々に機能を増やしていくため、前章の内容により
混乱しかける。
3. 図による解説が少なく、理解には本文とソースを追うしかない場面が
多い。
以上が星1つ分のマイナスである。実際には筆者が全ソースを
公開しているため、それをプリントアウトして眺めればよい。
ポインタ、構造体、配列を扱うコンパイラが1000行強で
収まっているのは驚くべきことだ。
本書は情報系の大学生向けの内容であるが、向学心のあるプログラマなら
十分に読めると思う。ただし、脳から汗が流れ出ることは間違いない。
本書は、そのコンパイラがどう動くのか、何を行っているのか、どうやって作るのかを、lex/yaccというコンパイラ生成ソフトウェアを使って実践的に解説している。ただ読むだけではなかなか理解できないことの多い分野だが、解説を追いながら、実際に手を動かしてコンパイラを作成してみると、その意味するところが理解できてくる。
このように、実践的に書かれた書は少なく、貴重な一冊だと思う。
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