幾つもの使用例の写真の通り、本製品の強みは一言で表せば、驚異的な柔軟性である。蛇のような形になっているため、どくろをまけば机の上でも置けるし、手にも腕にも巻けるし、どんな複雑な形の樹木にもかけることができる。この蛇のような自由自在な柔軟性のおかげで、どこにでも置けるようになっている。ただし、懐中電灯を買うときに私達はすでに、丈夫なこと、明るいこと、安いこと等のように頭の中に思い込み、固定観念があるために、本製品を正確に評価するためには、そうした思い込みをすべて捨てた方が長所がより鮮明になってくる。意外な思い込みの一つに、明るければ明るいほどよいというものがある。しかし、実際には、懐中電灯は問題箇所をすぐに適確に照らしてくれなければ、明るさ最重視というのは無駄な牛刀になってしまう。
実際に製品を手にとってみると、驚かされたのはその紙のような軽さである。まるで生き物のように、すぐにどくろの形に円形状にたためるのも、驚きである。懐中電灯で小さなものはこれまで無数に存在したが、このように“置き場”(固定箇所)の自由さにこだわった製品はこれ以外ないだろう。その意味で、非常に広い範囲、業種で使用可能であり、女性がハンドバックに入れたり、震災備品として使うこともできる。精密作業にも使えるようだ。ただし、内科医,耳鼻咽喉科の先生方が問診後、臨床で使うには、光源収納部分が紫色のため、光も紫色で、恐らくおもちゃレベル。夏のキャンプ活動で地図等を見るには適切だが、読書灯としては不十分で、あくまで補助的な使用。
明るさはあまり期待できないが、持ち運びのよさ、固定しやすさ、生物のような感じで、機械的な感触がないこと等で、微小箇所にあるいは特異的に使用するには十分に役立つ製品である。