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コンタクト・ゾーン〈下〉 (文春文庫)
 
 

コンタクト・ゾーン〈下〉 (文春文庫) [文庫]

篠田 節子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

バカンス先で内乱が発生し、虐殺を逃れた真央子、祝子、ありさがたどりついたのは、山間の小さな村、テンバヤン。そこは異なる宗教、異なる価値観のせめぎあう異文化接触地点だった。村人は真央子たちをかくまいつつ、「解放」と称して略奪、支配を強めるゲリラと対決する。彼女たちは無事、日本へ帰れるのか。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

篠田 節子
1955(昭和30)年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業後、八王子市役所に勤務、90年「絹の変容」で第3回小説すばる新人賞を受賞し、作家活動に入る。97年には「ゴサインタン―神の座」で第10回山本周五郎賞、続いて「女たちのジハード」で第117回直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 391ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2006/11)
  • ISBN-10: 4167605082
  • ISBN-13: 978-4167605087
  • 発売日: 2006/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
普段は全く無関心な分野であろうアジアの地域紛争や民族問題、イスラム原理主義などが物語りを通して身近な問題として実感できる作品でした。またその舞台の中で、三人の主人公が生き延びる為にそれぞれの性格の持ち味を発揮しながら逞しく生き抜いていく様は圧巻でした。

何より地域紛争の場面はリアルで、今もなお世界のどこかで起きている内紛やテロの恐ろしさを今までとは違う視点で感じる事ができました。

相当の下調べの元に完成した作品だと読み終わった後に実感します。

近隣の諸外国について、過去の日本について、日本における女性という立場において、いろんな視点を新たに発見できる作品でした。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
舞台は東南アジア。フイリピン、ブルネイ、マレーシア近辺に設定の架空の島国テオマバルの一島バヤンである。観光でここのリゾート・ホテルに来た、真央子、祝子、ありさの女性三人組が内乱に捲き込まれる話だ。

「インコは戻ってきたか」は東西に分断されたキプロス島で、やはり紛争に捲き込まれるのだが、あれは現実の国で対立は現在進行のもの。これは架空の違いはあるが、同じく異文化接触地点(コンタクト・ゾーン)とて、より一層民族の争いに力点が置かれている。

最初は典型的な日本の若い女性の、浮かれた観光旅行で、顰蹙の思いで見ている訳だが、サバイバル生活や、無秩序な反乱軍同士の争いの中で、見違えるように逞しくなってゆく彼女達。

辿り着いた地元民の段々畑(棚田)の村。東南アジア各国に結構多い棚田の大変な作業だが、必要なだけ収穫していたのんびりした生活が、太平洋戦争時侵入した日本軍により、多毛作を強制され、それが売るほどの豊かさになったとは皮肉だ。彼女たちがこの村で農作業などで変わり、それぞれの役割を見つけていく。

この村を統べる長老や村長達の、武器無き故の無法者たちとの対峙で、いろいろ考えた末の決断による行動は見事で、最後は村を守るための壮烈な事態となるが、感動を誘う場面だ。かつての沖縄では、中国と日本の狭間で、武器なき国の琉球の高官達の抵抗が書かれた、大城立裕著「小説 琉球処分」を想い起こした
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さすが! 2008/6/19
形式:文庫
力のある著者ですが、まず作品のアイデアに驚きました。
内容も楽しみました。が、下巻では少し飽きてしまい上巻ほど夢中になれませんでした。
正直、もう少し短くてもいいのでは、と思ってしまいました。
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