コンセプトづくりのツールは、要件整理や仮説の体系化を行う「コンセプト・ツリー」と、仮説を絞り込み精緻化する「コンセプト・マトリクス」の2段構えで、3C分析、SWOT分析、PPMなどの分析ツールや論理的思考も組み込んだ一大仮説検証プロセスになっている。それを、ドン・キホーテの「深夜の四次元ジャングル・ディスカウント・ストア」などのコンセプト開発にあてはめるなど、各シーンでケーススタディーを行っている。事例はほかに、アイリスオーヤマのビジネスモデル、ベストセラー本の商品コンセプト、ジョージアの缶コーヒーの広告コンセプトなどが登場する。自社との比較ができ、参考になるはずだ。
著者は冒頭で、コンセプトを持つ企業例として「コンシェルジェ・バンク」をテーマに新しい銀行像を目指すスルガ銀行や、「家を人に合わせる時代」を掲げてリフォーム中心のビジネスモデルを展開するペイントハウスなどを挙げ、コンセプトが不明確な他の金融機関やゼネコンの例と対比させている。そのコントラストは印象深く、「差別的優位性」のコンセプトがいかに大切かが実感できる。周囲に差をつける個人のスキルとしても有効だろう。(棚上 勉)
成功している企業はコンセプト作りがうまい! タカラ、小林製薬、トヨタなど元気があり、次々とヒットを生んでいる企業とは、この「コンセプト思考」がうまく機能するシステムのある企業である。
本書はこの「コンセプト思考」をミッション&ビジョン、ビジネスモデル、戦略、商品開発、広告という5つのシーンでどのように活用していくかをわかりやすく解説している。実に具体例に富んでいるので、読者にもおなじみの商品やCMが多数登場して楽しみながら学べる。
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その定義すらあやふやなままでした。
このノウハウ・ドゥハウシリーズは「分かりやすく、使いやすい」ですよね。
言葉の定義にこだわるのではなく、
コンセプト=本質だ!
そのコンセプト思考をどのように構築するかについて分かりやすく書かれています。
論理思考で分析して、先に進めず「思考停止」しそうな時に、
コンセプト思考で尖がって独自性を突きつめよう!!
MECEにとらわらずにね。
どうしても、ロジックツリーを作る時、精度とかにこだわって前に進めない時ってありますよね。
感性をどのように取り入れるか。
どう打ち出すか。
考えていく上でのヒントになります。
本書は、コンセプトの定義がわかりやすく、明確にされている点は素晴らしい。ただ、コンセプトをどうやって生かせばよいのか、という「ノウハウ・ドゥハウ」については、事例を多く出しているが、論理的な説明や説得力において、少し物足りない気がした。
いずれにしても、「コンセプト思考」とは何かを考えるヒントにはなった。
ビジネスパースンは是非読んで見てください。宣伝本でもあるのでしょうが、わざとわかりにくくしているのかもしれないため、星を一つ減らさせてもらいました。
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