「コンシェルジュ」とは、平たく言えばお客様のどんな望みでもかなえる「ホテルの何でも係」のことです。
今日もクインシーホテル・トキョーでは様々な出来事が起こります。
第95話「愛の試練」
ホテルでプロポーズをしたいという要望に応えようとする最上と涼子。ところがその相手の女性からも相談を受けてしまいます。彼女は前の彼氏に裏切られた苦い経験から、今度の彼を信用しきれないのです。彼を信じるためにもわがままを叶えて欲しい・・・。そこで涼子たちが考えたアイデアとは?
第96話「恐怖の食卓」
テキサス出身の悪食(ゲテモノ食い)の取引先の社長に何とか一矢報いたい、そんな相談を受けた最上や涼子たち。そこで最上はある食品をお出しします。まさかアレが?という食品です。日本の食卓って、世界でも珍しい生ものの多い食卓なんですねぇ。
第97話「特別扱い」
まいちゃんは妹のさやちゃんとホテルでお留守番。いつも妹の面倒を見ることになる彼女はご機嫌斜めです。そこに、大事なおやつの特性お取り寄せプリンをさやちゃんが一人で食べてしまったからさあ大変! 武闘派パティシエ伊吹さんの腕が鳴る!お姉ちゃんだって、時には特別扱いして欲しいものなんです。
第98話「涼子の解答」
自分なりの仕事の方法論を模索する涼子。遅れて到着したお客様をおもてなしするために彼女が思いついた方法とは? 彼女なりのコンシェルジュの在り方が少しずつ見えて来ました。
第99話「自己顕示」
クインシー神戸に出張中の鬼塚さん。超人的な仕事ぶりでしかも美人。でも、人と打ち解けるのが苦手です。
何かに付けて文句ばかり付けるクレーマーのお婆さんの担当を買って出ます。誰にでも出来て、しかも心からのサービスとは?
第100話「亡き人のためのマリアージュ」
今は亡き女性を偲んでかりそめの結婚式を挙げることに。花嫁の代役をする涼子は最上に「父親へのお礼」を。最後の1ページ、誰も居ない廊下の奥で一人肩を震わせる最上。彼の胸に去来する思いとは・・・。この最後の1ページだけでも見て下さい。この漫画は紛れもなく名作です。
第101話「親の務め」
機械に強い金城さんが活躍の回。息子の大麻栽培疑惑を晴らそうとする元刑事。親の心子知らずか、子の心親知らずか、親子の絆について考えさせられます。
「人をもてなすこと」を追求するコンシエルジュ達。そこには「サービスとは何か」「対等な付き合い方とは何か」など、人と付き合う上でとても大切な何かが描き表されているように読めます。
帯には「この巻からでも楽しめる。この巻だけでも楽しめる」とありますが、出来れば最初から通して読んで欲しい作品です。そうすれば、第100話の最上の背中に込められた深い思いが読み取れます。
派手さはないけれど、とても心があたたかくなる、そんな名作です。