本書は、人に焦点を絞ったアプローチでコンサルタントを対象にした『コンサルタントの秘密』の続編である。前作と同様、本書でも著者の豊富な経験から導き出されたコンサルタントにとって重要な16の道具を紹介している。コンサルタント職では、折衝という仕事も大きなウエイトを占めるため、人を説得したり人との良い関係を保つための法則としても読むことができる。
たとえば第2章の「知恵の箱」では、「自分にとっては何が正しくて何が正しくないのかを見分ける能力」とあり、知恵の中では自分の知識の限界を知るべきだ、とある。また、人は知恵の箱を忘れやすいので、定期的に知恵の箱を思い出すためにクライアントの契約を短期にしたり、しばしは自然の中に出かけることで自然界から知恵をもらったりすべきである、という、コンサルティングはもとより良く生きる術といった趣向もうかがえる。
法則の内容のいくつかは、おそらく読者にも身に覚えのあることだが、その内容をより良いコンサルタントの道具へ展開していくさまが見事である。コンサルタントに関わる読者はもちろん、コンサルタントの知識がなくても、対人関係を良くするため、自分自身をコンサルタントする自己実現のため等々、問題を明確にし問題解決をするための道具を得る読み物としても本書はおすすめの1冊だ。(大塚佳樹)
(日経Linux 2003/10/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
登録情報
|
今回の「コンサルタントの道具箱」は法則を教えるというよりは、元々私達の中にある良い部分を思い出させるための具体的な16個のメタファー(暗喩)を提示してくれます。まだ2回読んだだけですので全部に共感出来たわけではありませんが、半分程度は理解し、4つは実際に使っています。「金の鍵」はコンサルタントでなくとも人生を前向きに生きる為に必須ですし「イエス・ノーのメダル」は良い仕事をするためには忘れてはならないものです。
他人から人生相談を受けた時、相手の良い部分を思い出してもらうためにはこれらの道具は即戦力として使えるでしょう。コンサルは極めるとカウンセラーになるのかも知れません。
立ち読みを開始して1分経過した時、「読む価値のないものは、読むな」というレヴィングスの読書の法則を目にした。
「これだ!!」と直感し、即座に購入し、1日で通読してしまった。
「成功法則」を論じた書籍は多いが、この本はそれらの多くの書籍とは
一線を画している。
まず、法則名がおもしろい。「ラズベリージャムの法則」があったかと
思えば「ブドーゼリーの法則」がある。小さな子供であっても、この書籍を抵抗無く読めるであろう。「成功には・・・が必要だ!!!」といったように強い調子で書かれていないため、すっと頭に入る。
次に、著者が人生を通じて会ったいろいろな人物から学んだことを道具としてまとめているため、具体例と法則(道具)が実にマッチしている。「・・・である。例えば・・・。」といったようなお決まりのパターンではなく、ストーリー性をきちんと持った書籍である。
最後に、読んだその日からこれらの道具を読者は試すことができる。私は毎日1つずつ試すのがおもしろくてたまらない。
このような名著に出会えたことを幸いに思う。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|