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コロンビア内戦―ゲリラと麻薬と殺戮と
 
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コロンビア内戦―ゲリラと麻薬と殺戮と [単行本]

伊高 浩昭
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,625 通常配送無料 詳細
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コロンビア内戦―ゲリラと麻薬と殺戮と + ビオレンシアの政治社会史―若き国コロンビアの“悪魔払い” (アジアを見る眼)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

“9・11”から2年、ブッシュ米政権の“対テロ世界戦略”に組み込まれた南米コロンビア。左翼ゲリラvs国軍+極右準軍部隊の戦闘が今も続き、驕れる麻薬資金が乱れ飛ぶ。40年に及ぶ泥沼の内戦に、真の出口はあるのか。

内容(「MARC」データベースより)

9・11から2年、ブッシュ米政権の対テロ世界戦略に組み込まれた南米コロンビア。左翼ゲリラvs国軍+極右準軍部隊の戦闘が今も続き、驕れる麻薬資金が乱れ飛ぶ。40年に及ぶ泥沼の内戦に、真の出口はあるのか?

登録情報

  • 単行本: 341ページ
  • 出版社: 論創社 (2003/10)
  • ISBN-10: 4846003760
  • ISBN-13: 978-4846003760
  • 発売日: 2003/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 寺本m
形式:単行本
本書は、執拗ともいえる筆致で描かれたルポルタージュ。長期的視野で多くのインタヴューや文献に裏打ちされた、まさにジャーナリストの正道的仕事といえよう。そして飽くまでも民衆、一般市民を機軸におくその視座は健在である。

映画化され日本公開もなされたエメラルド王・早田英志をめぐる臨場感あふれるエピソードを序章に配し、第1章以降、独立期から現代のビオレンシア時代へといたる通史、反政府ゲリラや麻薬カルテルの盛衰と、政官財の深刻極まる腐敗とそれを支える無処罰主義、9.11以降の米国の中南米戦略など現代コロンビアの実情が詳述される。また、各章末におかれたコラムは、幾度となく現場を踏んだ者にしか描くことのできない迫真のエピソードに満ちている。

複雑な読後感が残る。ガルシア・マルケスが『誘拐』で描いたように、これは決して「裏面史」ではない。果てしない金と暴力の正史なのだ。しかしこの暗黒から素晴らしい文化芸術が生みだされているのもまた真実。著者はいう、コロンビアという国への正しい理解のために敢えて暗部を正視しなければならない、と。なるほど単なる暴露趣味ではない、彼の国への愛情が本書の通奏低音となっているのだ。

唐突だが、垣根涼介『ワイルド・ソウル』の読者にぜひ手にとって欲しいところだ。なぜなら本書は、ゲリラ・麻薬・暴力という漠然としたわれわれのステロタイプに、具体的事実をつぎつぎと差しだし矯正をせまる力を備えているのだから。

このレビューは参考になりましたか?
By gaki15
形式:単行本|Amazonが確認した購入
南米に足繁く通った筆者ならではの、「コロンビアの素顔」といえよう。
ただし南米の状況は複雑ですぐに古びてしまい、最新の情報を手に入れたい
人には物足りない部分も残る。
特にこの数年で情勢は大きく変わり、合衆国の方針もかなり変化している
だけにほんの2〜3年ほどで南米の政治状況も「反米色」が強くなっているが
本書ではなかなかそれが分からない。
しかし、これは仕方がないこと。

かなりの取材をこなしてきただけあって、緊迫する情勢を伝えており、
実際にこのように詳しくコロンビアの内情を描きうるのは、著者以外に
何人もいないと考えられる。生々しい情報源との接触やインタビュー相手が
暗殺されたことなど、緊迫感に満ちている。
この意味で、コロンビアの現状を知るにはうってつけの本でありお薦め。

何カ所か気にかかることがあるので、以下に…

ベネズエラについては、本書では情報量が少なく、不満を覚える。
「チャベス大統領拉致事件」は決して「クーデター」の一言で語れるもの
とは思えない。チャベス大統領は「拉致され、カリブ海のある島に監禁され、
それに対するベネズエラ国民の動き(チャベス拉致への反感)を抑えきれな
かった勢力が、解放せざるをえなかった」のが正しい見方では?
実際の「チャベス解放」の瞬間のビデオが残っており、それを見れば一目瞭然。
また、チャベス拉致後の「新政権発足」の写真(これも現存)では、合衆国の
CIA要員の姿があり、名前も特定されている。
カラカスの治安は良くはなっていないが、チャベス主導の下に、国民への
教育政策が話題を呼んだが、これも示されていない。
(カラカスの貧困層街を行こうとしたら、タクシーのおっちゃんから「お前は
自分で歩いて行け!」とのこと。著者の真似しようとしても現地有力者の付き添い
がなければ、まず無理。)

キューバについて
キューバは過去に「オチョア将軍」が麻薬取引に関与し、その裁判は全世界に
放映された。キューバ政権深くに南米麻薬組織との関与があったのは事実。
それにもかかわらず、キューバはベネズエラに「医師」を派遣し、ベネズエラは
「石油」をキューバに輸出している。
キューバ自体は全く安全な国であったが、その政権(つまりはカストロ)と
麻薬組織との関与についての記述が少ない。
現在は著者の言うように「社会主義勢力が弱まるところか逆に強まっている」との
報道も多々あり(ブラジルも好例)、どちらが正しいのか私には分かりません。

等々 一部であるが不十分な記述が見られるが、とにかく迫力のある本です。
一読をお勧めします。
この著者の最新作を待ち望んでいます。
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