ヒロインのペラギア(う〜〜ん。いい名前だ)の婚約者マンドラスがクリスチャン・ベールだったのには驚きました。見てたときは全然気づかなかったよ。
「アメリカン・サイコ」のときには、いかにも都会の歪んだリッチマンだったのに、この映画じゃ無学な漁師にしか見えんもんね。顔立ちの細さが少しおやっと思わせるところがありましたが。
しかし、何つっても主役がニコラス・ケイジよ。どうよ。
この姿かたちの男の誠実さを信じられる女の気持ちが分かりませんわ。
あの分厚い胸板とくびれた腰に説得力があったのは「月の輝く夜に」だけで、あとはあの体型がすべてをぶち壊しにしてる、と思うんだけど。
映画としては、マンドラス&お父さんのギリシャ人たち&ドイツ人将校ばかりが心に残り、主役ふたりの恋愛は「はぁ・・・」って感じでありました。だから、なんでまた恋に落ちてて、んでまたそれが成就しちゃうのかまるで分かりません。
お父さんが喜ぶだろうから、それでヨシとするか。
それから。
第二次世界大戦でもって、ドイツ軍が徹底的に悪として描かれるのは、それはそれで仕方ないのかもしれないけどさ。常にそのトーンしかないってのはどうよ。
ドイツ人の「ハイル・ヒットラー」とか日本人の「天皇陛下万歳」のみでしか、その当時の人間を描いちゃいかんのか。
イタリア人なら罪は薄いのか。糾弾するほどじゃないのか。
なぜギリシャにいるギリシャ人とイタリア人とドイツ人が全員英語でしか話さないのか。
謎が謎呼ぶ映画でした。