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コレステロールに薬はいらない! (角川oneテーマ21)
 
 

コレステロールに薬はいらない! (角川oneテーマ21) [新書]

浜 六郎
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「コレステロール値が高い」といわれた人、必読の一冊!
日本のコレステロール基準値は、心筋梗塞の多い欧米よりも低い。実は「コレステロール高め」が最も健康で長生きであること、薬で下げるとかえって死亡率が高くなることが明らかに。あなたの薬が分かる一覧表付き。

内容(「BOOK」データベースより)

日本のコレステロール基準値は220。これは心筋梗塞が5~10倍も多い欧米に比べても低い数値です。多くのデータから、コレステロール値240~260が最も健康で長生きであること、薬で無理に下げるとかえって死亡率が高くなることが明らかになってきました。「コレステロール値が高い」といわれた人、必読の一冊。

登録情報

  • 新書: 219ページ
  • 出版社: 角川書店 (2006/09)
  • ISBN-10: 4047100668
  • ISBN-13: 978-4047100664
  • 発売日: 2006/09
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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52 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
代謝と言う極めて複雑にしてかつ精妙な人間の体の働きに対して、コレステロール値のような単一の生化学測定値のみに着目して「上げ」「下げ」を議論している現代医療界およびマスコミ報道に警笛を鳴らす一書。現在の医療では、動脈硬化度や狭窄度を直接かつ簡便に測定する方法がないので、その代替方法として間接的指標であるコレステロール値が使われており、コレステロールの本来の役割は無視され、その値だけが一人歩きしている感が拭えません。「コレステロール=悪者」と言う製薬会社の思惑が見え隠れする主張にマスコミまでが口を合わせて喧伝している現状に一石を投じる本書の価値は低くないものがあります。

私に取って個人的に最も役に立ったのは、人体内におけるコレステロールの役割と、コレステロール降下剤がいかにコレステロールを下げるのかを説明した第三章「コレステロール低下剤の恐るべき害」です。コレステロールが生体に必須物質であり、コレステロールの生体内ので役割をしっかりと認識した上で、むやみやたらとコレステロール値を下げることがいかに危険であるかを説いています。この第三章は本当に勉強になりました。

逆に、第一章「コレステロールは高めが長生きの証拠」では、著者の主張したい「コレステロール値は高めが長生き」と言う結論に持って行くために意図的に研究調査データを取捨選択、また加工している点が気になります。せっかく患者の健康を第一に考えているはずの著者に対する信頼がこの章によって台無しになっています。もったいない限りです。この章は鵜呑みにせずに懐疑的に読んだ方が良いでしょう。

このように残念な点はあるものの、往々にして「病を見て人を見ず」という落とし穴に落ち込んでいるきらいのある現代医療に対して、本来医療というものは総体としての人間の健康に注意すべきであると言うのが本書の根底に流れている信念であり、私もそれには諸手を挙げて賛成します。

最後に、最近BusinessWeekに発表された「コレステロール低下薬で大論争」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080125/145406/?P=1
を併せて読まれることをお勧めします。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
とてもいい着眼点だと思う。
主張も概ね経験に裏打ちされており、現代医療にメスを入れる鋭い指摘がなされている。

しかし、一方で、独特の統計手法を使用しており、信頼性がない箇所も多い。
また、結論ありきで、書き方に客観性を欠く部分も多数みられる。
特に、気に入らなかったのは、コレステロール値が低い人に、低蛋白、高脂肪食を薦めている点。
何を根拠に言っているのか!
信じて病気になる人がいるのではと不安になる。

また、科学者(医者も含む)としてあるまじき相関関係と因果関係の混同も見られる。
コレステロールが低いと癌になるような主張をしているが、
逆に、潜在的に癌の人がコレステロールが低くなっている、というよく言われる反論
に対して、何の根拠もなく切り捨てている。

とは言え、以下のようにとても参考になった点が多数ある。

・コレステロール値の低い人はがんになる率が高い
・コレステロール値の高い人は心筋梗塞になる率が高い
・コレステロール値が少し高めのほうが最も長生きする人が多い
・高脂血症の薬は、作用面から考えて危険な可能性がある
・高脂血症の診断基準には問題がある
・一見質の高い論文ですら、恣意的な調節の入る余地がある
・日本動脈硬化学会という権威ですら必ずしも信頼できない

今までにない発想で、議論を呼べるとてもいい本だと思うのだが、
強引な書き方だけでなく、健康を害しかねない危険な思想もあり評価を下げた。
このレビューは参考になりましたか?
55 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 素山
形式:新書
前半は、統計により、コレステロールは低め(動脈硬化学会の基準では220以下)よりも高めの人の方が長生きであること、コレステロールの低下は心筋梗塞の予防にはつながっても癌など他の病気はむしろ発生しやすくなることが示される。それとともに、日本人は西洋人と比べて心筋梗塞の発生率=危険が低いにもかかわらず、日本の動脈硬化学会が示すコレステロール基準が他国よりも低くなっていること、動脈硬化学会の基準設定自体がコレステロール低下剤の発売という売薬事情に関連している可能性があることが指摘される。

しかし、本書の前半(第1・2章)はまとまりが悪くて情報が薄いのに対し、本当に読み応えがあるのは第3章「コレステロール低下剤の恐るべき害」だろう。細胞膜、ホルモン、胆汁酸等の材料であるコレステロールが新陳代謝に貢献する生命維持に必要不可欠な物質であり、低コレステロールは低免疫を意味すること、従って癌に対する抵抗力も弱くなることを教えてくれる。

私自身はさほど医学の知識もない人間だが、動脈硬化学会が全身の健康ではなく心筋梗塞だけに着目してコレステロール基準を設定しているのだとすれば、愚かなことだと思う。それは、大森荘蔵の言う密画化(ここでは関心事項の心筋梗塞への絞り込み)と二元論(ここでは悪玉善玉コレステロール論)による人体の死物化に他ならず、しかもその死物化は単なる概念に留まらず、現実に「死」に至らせていることとなる。関係者の誠意を期待したい。
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「コレステロール値が高め」と言われた皆様、目を覚ましましょう!!
「相当な肥満の人がダイエットを行う場合でも、減らすのは炭水化物だけ(p202)」
何とも素晴らしいご本でございます。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: tsunco
妥当な主張
過去のデータ解析とコレステロールの働きから、スタチン剤の危険と長生きできるコレステロール値を導いている。素人には、至極妥当に思える。これを読んだらスタチン剤は飲め... 続きを読む
投稿日: 2009/7/21 投稿者: faircritic
主張には十分説得力があります
 本書の著者の主張が正しいかどうかは、後世の人が判断することでしょう。

 しかしながら、彼の主張に肯けるのは、... 続きを読む
投稿日: 2008/3/16 投稿者: どろがめ
飲んでる人は一読必要。
がんで死ぬ人が増えていないか。
コレステロール低下剤の問題は、悠長なことを言っている場合ではないのではないか。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/23 投稿者: レビュー
説得力のある主張
筆者は科学的根拠を示して、分かり易く説明しています

特にコレステロール低下剤の危険性に関する指摘は、戦慄を覚えます... 続きを読む
投稿日: 2006/9/21 投稿者: 志田実
患者を惑わす異常な著作:またか。
このような著作に批判的なレビューを書くたびにいろいろ言われるので断らせていただくが、私は日本循環器学会所属の現役臨床医である。この本でもコレステロールを220程度... 続きを読む
投稿日: 2006/9/13 投稿者: 荒野の偏微分
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