「格調高い」と言われるコレクションシリーズで、
自然な会話の仏語を「聞く」(そしてその内容を理解する)ということに
的を絞って編集された教本のようです。
手抜き料理の作り方、夫の服にダメ出しをする妻の言い分、
中等教育機関における外国語教育、
ハンストをする政治家についてのニュース報道、etc
いろいろな場面での、かなり長めの「話し言葉」フランス語を聞き取りします。
話者以外の声や物音が聞こえず、
登場人物は基本的に二人で、
スキットの内容も発話の往復が多くても4〜5往復、
発音がわざとらしいほどに明瞭で、
お腹をくくったよく通る声で発話をしているように思われる
「学習用」「検定用」のCD教材に慣れっこになってしまっている人にとっては、
4章以降の相当長いめの会話での
歯切れの悪い発音(現実での会話での仏語はこのようなものかと思われます)
に眠気をを覚えたり、
発話人物が人物が3人以上いたり、
会話をしている人たちは盛り上がっているからそうなっているのかもしれないけれど、
話者がヒートアップしている箇所は
第三者が「聞き取り用」として聞いてみると、
違和感を覚える箇所もあるかと思います。
後ろにまとめて掲載されている
読み上げ内容や設問の解説は別冊仕立てではないので、
自分で別冊仕立てにした方が使い勝手が良く、アクセスタイムも短くて済むと思われます。
教科書的な「会話」ではなく、
現実の会話での「自然な」仏語を知ることができる本なので、☆4個。