ファミ通文庫10周年企画のコラボアンソロジー第2弾。全5編。
“文学少女”の作者による『バカテス』
『バカテス』の作者による“文学少女”
『ガーゴイル』の作者による『学校の階段』
『学校の階段』の作者による『バカテス』
“文学少女”の作者による『学校の階段』
対象作と自作のメンバーが入り乱れるのはなかなか面白く、イラストもコラボしているので、異なる絵師さんによる琴吹さんも楽しめる。そういえば琴吹さんの登場がやけに多かったな、文章でも挿絵でも。作家&絵師の間でも琴吹さん人気なのかな。というのも、各編の終わりに筆者と原作者のコメントとして、それぞれのあとがきが寄せられており、それが本編に劣らず面白いからである。作家も1人のファンであることがよくわかる。他作品の登場人物に詳しかったり、思っていることが同じだったりして、先生方も結構読んでるのね、という同族親近感も沸いて心地よい。『ガーゴイル』の作者がこれほど軽妙なあとがきを書くことも新鮮な驚きだったし“文学少女”の作者はこの企画自体にノリノリである。このテの企画物に難色を示す読者諸兄にこそ本作は「当たり」だとお薦めしたい。
今年は他にも電撃文庫15周年、富士見ファンタジア文庫20周年など、こうした企画物が目白押しで良い。5年後10年後にも行われるのだろうか。